1970年代のNYで、音楽や演劇、詩などさまざまな分野で創作活動を行なっていたパティ・スミス。’75年には、アルバム『Horses』でデビューを果たした。ロバート・メイプルソープが撮影したジャケット写真は鮮烈で、彼女のイメージを確立するものに。白シャツ、ブラックタイ、タイトなパンツ、ジャケット。それらをイージーに着こなす姿は今見てもモダンだ。驚くべきは、今に至るまでの約50年間、スタイルが一貫しているところ。マニッシュなアイテムを自然体でまとう姿は、多くのデザイナーに影響を与え続けている。
パティ・スミス
1946年、シカゴ生まれ。ミュージシャン。1975年にデビュー。2007年に「ロックの殿堂」入りを果たす。2022年には写真と短文で一年を綴った本『A Book of Days』を発表するなど近年も精力的に活動を続けている。