デビュー当初はボディラインを隠すようなバギーなシルエットを貫いていたビリー・アイリッシュ。カラフルで奇抜、ルーズなファッションは一世を風靡したが、それは自分自身の体への詮索を避けるためだと明かしたことも。一貫してボディシェイミングに反対し「好きな服を自由に着るべき」とメッセージを伝えている。近年はヘアもダークトーンに染め、ハイブランドのドレスからビッグシルエットのジャケットまでより幅広いスタイルに進化。仕上げにアイウェアやネクタイなどでギークなエッセンスを加えるのがビリーらしさだ。
2001年、ロサンゼルス生まれ。11歳で作曲を始め、2019年にシングル「bad guy」が世界各国で大ヒット。2000年代生まれで初めてBillboard Hot 100で1位を獲得した。第62回グラミー賞では合計5部門を受賞。
1 ディオールのタイ
2024年フォール コレクションに多数登場したドット柄のシルクタイ。裏には「BEE」モチーフと＂CD＂イニシャルを刺しゅうした。
2 ヴィヴィアン・ウエストウッドのシャツ
極端な長さの襟が特徴的。胸もとにはハートのカットアウトが隠れている。
3 マルニのパンツ
タックパンツをブランドロゴ入りのゴムウエストでスポーティに味つけ。軽やかなトロピカルウールはシーズンレスで着用可能。
4 グッチの靴
オーセンティックなホースビット ローファーに、ステッチとソールのメタルプレートで個性をプラス。
5 サンローランのメガネ
トレンド感のあるシルバーカラーのメタルフレームメガネ。知的なオーバルシェイプと細いテンプルが顔になじみやすい。
6 セリーヌ バイ エディ・スリマンのジャケット
ピッチの狭いストライプが端正なテーラードジャケット。大きめのシルエットでメンズライクに纏える。
7 ガニーのベスト
編み地を変えリズミカルなボーダーを表現。ピンクやグレーなどの色糸がパターンに奥行きを加える。
8 ジバンシィのスカート
濃紺の糸でチェックを描いたツイードを用いて。深く斜めに入ったスリットがデザイン性と足さばきのよさを同時に実現。
