2001年アカデミー賞授賞式での白鳥ドレスや、2004年アテネオリンピック開会式でのステージを覆うほど壮大なドレスなど、数々の"衣装伝説"を持つビョーク。もちろんオフステージもベーシックには収まらない。色も素材も掛け合わせは大胆に。時にはアニマルモチーフのアクセサリーや、エキゾチックテイストを取り入れフックにする。とはいえアティチュードはノンシャラン。「こうすればおしゃれに見える」という方程式なんて一切スルー。好きなものを好きなように着る姿こそ、ファッションアイコンとして愛され続ける理由だ。
1965年、アイスランド生まれ。12歳のときアルバム『Björk Guðmundsdóttir』で歌手デビュー。主演を務めた映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(’00)は世界的なヒットに。近年は慈善活動や環境保護にも熱心だ。
1 モヘアとウールをミックスしたルーズフィットのニット。目の覚めるような赤が、スタイリングを盛り上げる。
2 透け感のあるシルクレースにベルベットで抽象的な模様を描き、どこかオリエンタルなムードに。
3 ハンドメイドのシューズブランドLAC Milanoとコートがコラボレーション。ソールとアッパーにリサイクル素材を採用し、フェザーをたっぷりとあしらった。
4 バタフライモチーフにクリスタルを配しきらめきをひとさじ。トップスやハットにつければ、装いにツイストをきかせてくれる。
5 全面にバルーンプリントを配したジャージー素材のワンピース。バックスタイルのシャープな裾がアクセントに。
6 ジルコニアやパールモチーフが華やかさをプラス。ミニサイズなため大人が取り入れやすいのもうれしい。
7 ウィンタースポーツとミリタリーパンツの要素を融合させて。透け感のあるリップストップのナイロンに中綿を仕込み、軽さと暖かさを両立。
8 メッシュ素材と厚いラバーソールによって高い通気性とクッション性を実現。快適な履き心地をかなえる。