元Meadham Kirchhoff(ミーダム カーチョフ)のデザイナー、Edward Meadham(エドワード・ミーダム)による新ブランドBlue Roses(ブルー ローゼズ)が本格始動。2017年7月22日(土)よりドーバー ストリート マーケット ギンザにて展開開始。
Meadham Kirchhoff(ミーダム カーチョフ)と聞いて懐かしく感じる人は、かなりのファッション玄人だ。2008年にロンドンでデビューしたデザイナーのEdward Meadham(エドワード・ミーダム)とBenjamin Kirchhoff(ベンジャミン・カーチョフ)。デビュー当初こそミニマルな作風であったものの、彼らの性差を超越したジェンダー観、そして過剰なまでの装飾美学は、たちまちファッション業界人やトレンドに敏感なストリートキッズを虜にし、ロンドンきってのアヴァンギャルドブランドとして名を馳せた。
昨今のAlessandro Michele(アレッサンドロ・ミケーレ)によるGucci(グッチ)の快進撃をを見ていると、今ミーダム カーチョフが存在していたらどれだけ持て囃されたことか。残念ながら彼らのブランドは、2015年春夏コレクションを以って無期限休止となっている。
一部では、ロンドンの不安定な政治、そして旧体制的なファッション業界に嫌気がさしたことが原因だと言われているが、真相は定かではない。唯一の幸いは、エドワード・ミーダムが新しく自身のブランドBlue Roses(ブルー ローゼズ)を2016年の12月に立ち上げ、2シーズン目にあたる2017-18年秋冬コレクション「Chapter Two」より国内でも本格的に展開を開始するということだ。
ブランドのコンセプトは、ミーダム カーチョフで打ち出してきたクリエイションを継承しながら、より手の届きやすいラグジュアリーを提案すること。今季コレクションでは、60年代後半から70年代のクリスマスクラッカーをイメージしており、フリルやレース、バラの造花のエンブロイダリーなど、デコラティブなデザインを打ち出している。
価格はTシャツで¥8,000から、ドレスで¥70,000〜¥100,000、ユニークなカットアウトディテールのパテント素材のアンクルブーツで¥65,000と、比較的アフォーダブル。ブルー ローゼズ「Chapter Two」は国内ではドーバー ストリート マーケット ギンザにて7月22日より販売開始される。
ドーバー ストリート マーケット ギンザ
http://ginza.doverstreetmarket.com/
03-6228-5080