ISSEY MIYAKE(イッセイ ミヤケ)が展開するHaaT(ハート)が、アフリカの部族の文化にインスパイアされた2019年春夏コレクションを発表した。
ハートが、2019年春夏コレクションを発表した。イッセイ ミヤケのテキスタイル・ディレクターとして活躍してきた皆川魔鬼子をトータルディレクターに迎えて展開するハートは、手の温もりが伝わるようなアパレルと小物で人気のブランド。着心地の良い素材づくりを追求したアイテムはどれも軽く、シルエットが美しいことに定評がある。
今回、コレクションのインスピレーション源となったのは、アフリカで力強く生きる部族の肖像を捉えた写真集『AT THE EDGES OF POWER』。厳しい自然と共に生きる人々が織りなす力強さを、現代のシーンに合わせて表現した内容となっている。まず注目したいのは、活気に満ちたアフリカンマーケットの楽しさをイメージしたサークル柄のテキスタイル。そこに小枝柄をグラデーションで表現したジャカード織りのアイテムを合わせるなど、大胆なミックスコーディネートを提案している。
また、縮ませることで軽やかな表情を生み出した「シュリンケイジチェック」もユニーク。経糸にキュプラ、緯糸にコットンの強撚糸を使用したギンガムチェックの特別なテキスタイルで、アフリカンな柄を表現したニットストールとのスタイリングも斬新だ。さらにハートの定番アイテムである「京ちぢみ」に、高密度の刺繍を施したジオメトリック柄が新登場。自然な風合いを演出するアイテムは、どれもハートならでは。ぜひ実際にそのクオリティを確かめてみて。