LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)が、医療用防護マスクや医療機関向けガウン(防護服)の製作を開始。
ルイ・ヴィトンがパリのプレタポルテのアトリエにて、医療機関向けガウンの製作を開始した。完成したガウンは、新型コロナウイルスと最前線で戦う医療従事者に支給される予定。AP-HP(パリおよびパリ近郊で運営されている公立医療センター)とも呼ばれる「パリ公立病院連合」の6つの病院が対象となる。AP-HPは市内39の病院を統括し、診察、救急救命、計画入院、在宅医療など、さまざまな形で毎年830万人の患者の診療を行っている。
現在20名のボランティアの職人がAP-HP公認の生地とパターンを使って、数千枚規模のガウンを製作。さらに在宅勤務のルイ・ヴィトンのパターンカッターがボランティアとして加わり、同時進行で作業を行うという。4月14日(火)からは、自動裁断機を持つパリのパターンカッターも協力し、生地の裁断がさらにスピードアップ。これにより、ガウンの生産数が大幅に増える見込みだ。
アトリエを視察したルイ・ヴィトン代表取締役会長兼CEOのマイケル・バークは「これまでの(服作りの)ノウハウを駆使して、医療機関向けガウンを製作し、AP-HPに貢献したいと考えている。この市民活動に自らの意志で参加してくれたアトリエの職人の皆さんに感謝する」と、コメント。また、レザーグッズのアトリエでは、ルイ・ヴィトンの熟練した技術を持つ職人が医療用防護マスクを製造中。新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて、さまざまな取り組みが行われている。
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
http://www.louisvuitton.com/
0120-00-1854
text: Fuyuko Tsuji