グッチ(GUCCI)は、サステイナビリティに特化した初のコレクション「Gucci Off The Grid」のビジュアルを公開した。キービジュアルには日本のミュージシャン・MIYAVIも起用。
グッチは、ブランドが目指す循環型生産=サステイナビリティのビジョンに基づくイニシアチブ「Gucci Circular Lines」から、初のコレクションとなる「Gucci Off The Grid」を発表した。環境への影響を最大限考慮して生まれた本コレクションは、廃棄物を原材料とし、海洋生物に有害なプラスチックなどを高品質なナイロン糸に再生した「ECONYL®」をメイン素材に採用している。2016年当時、グッチがラグジュアリーブランドで初めて採用した「ECONYL®」だったが、今回はメイン素材として取り入れた。その他再生ポリエステルやオーガニック素材など、持続可能な原料でつくられる素材を使用している。
本キャンペーンは、去る6月15日(月)より順次、世界中のグッチ アートウォールに展開中。イタリア・ミラノのラルゴ・ラ・フォッパや、イギリス・イーストロンドンのブリックレーン周辺からスタートし、その後アメリカや、香港、台湾といったアジア各地に展開されていく予定だ。そしてグッチの公式アプリ「Gucci App」のスペシャル セクションでは、本コレクションとサステイナブルに関するクイズチャレンジ企画が実施中。正答すると自身のツリーハウスをバーチャル上で建てることができるだけでなく、SNSに共有することもできるなど、遊び心にも富んだキャンペーンとなっている。「地球を共有する人々や環境への敬意を育むこと。そして環境負荷を低減することでもっと自由に、世界を探検することができる。」とグッチはサステイナブルについて語っている。今後もクリエイティブの質を落とすことなく、サステイナブルと上手く共存した新たなコレクションを打ち出していくであろうグッチ。次回以降のコレクションも、今から楽しみだ。
グッチ ジャパン クライアントサービス
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text: Marina Kishi