CANADA GOOSE(カナダグース)が、「2020 サステイナビリティレポート」を発表し、2025年までのサステイナビリティに対する目標の進捗状況のハイライトと、新たな野心的な目標を設定。
カナダグースが、「2020 サステイナビリティレポート」を発表した。カナダグースは、今年1月、ブランド史上もっともサステイナブルな素材を用いたパーカ「The Standard Expedition Parka(ザ スタンダード エクスペディション パーカ)」を発表するなど、環境保護への取り組みで知られるカナダのパフォーマンスラグジュアリーブランド。このレポートでは、2025年までのサステイナビリティに対する目標の進捗状況のハイライトと、新たな野心的な目標を設定。サステイナビリティに関するコミットメントを強化し、次世代のための明るい未来に向けて地域社会と協力していく。
また、昨年のレポートで掲げたカーボンニュートラル(2020年度に達成)などの目標に加え、事業がより具体的な影響を与えることができる新しい分野も特定。「2020 サステイナビリティレポート」では、2つの新しいコミットメントを発表した。1つ目は、2025年までに使用する素材の90%をPFM(Preferred Fibres and Materials)に移行すること。再生繊維や有機繊維などのPFMは、従来の素材に代わる持続可能な素材と定義されている。カナダグースではアパレルやアクセサリーに、より環境に配慮した素材を積極的に取り入れていく予定だ。
2つ目は、2025年までにパッケージの100%に持続可能なソリューションを採用すること。持続可能なソリューションとは、製造、消費者への直接販売、マーケティング、各事業で使用されるパッケージのリサイクル素材やリサイクル性を含むという。
カナダグースの顧問であり、世界的な科学教育者で環境保護の提唱者でもあるビル・ナイは「気候変動は現実に起こっている。私たちは今すぐアクションを起こさなければならない。カナダグースと協力することで、製品を持続可能にし、責任を持って製造する必要性に注目を集めることができると信じている」とコメント。
“この地球を冷たく、住む人々を暖かくする”という目的のため、具体的なアクションを起こしているカナダグース。彼らの有意義な取り組みにぜひ注目を。
カナダグース
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text: Fuyuko Tsuji