ファッションにおける多様性促進に取り組む「Capri Holdings Foundation for the Advancement of Diversity in Fashion(カプリ・ホールディングス財団)」が、広範な奨学金プログラムを新たに行うことを発表。
ファッションにおける多様性促進に取り組む「カプリ・ホールディングス財団」が、広範な奨学金プログラムを新たに行うことを発表した。同財団は、VERSACE(ヴェルサーチェ)、JIMMY CHOO(ジミー チュウ)、MICHAEL KORS(マイケル・コース)が属するグローバルファッションラグジュアリーグループ、Capri Holdings Limited(カプリ・ホールディングス・リミテッド)が今年2月に設立した。今回の奨学金は、各大学とのパートナーシップを通じて、学生の授業料、寮費、食費に充てられるほか、学生がファッション業界でインターンシップを行う際の関連資金にも活用される。
カプリ・ホールディングスのブランド(左からヴェルサーチェ、ジミー チュウ、マイケル・コース)
カプリ・ホールディングス会長兼最高経営責任者のJohn Idol(ジョン・アイドル)は「私たちのブランドは、あらゆるバックグラウンドを持つ学生が、より多くの教育機会と実社会での経験を得るための支援に積極的に取り組んできた。この奨学金は、学生の経済的負担の軽減だけでなく、多様な人種的・民族的バックグラウンドを持つ学生が直面してきたファッション業界での障害を取り除き、彼らがより多くの機会を得るための支援の一環だ」とコメント。
この奨学金は、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)、ハワード大学、ペンソールフットウェアデザインアカデミー、ロンドン芸術大学 セントラル・セント・マーチンズとの提携のもと提供される。今後4年間で、BIPOC(黒人、先住民、有色人種)を含む歴史的に十分な教育を受けられていないコミュニティからファッションおよびマーチャンダイジング分野の学位取得を目指す100名近くの学生を支援。次世代のファッション業界を担う人材をサポートする、「カプリ・ホールディングス財団」の取り組みにぜひ注目を。
カプリ・ホールディングス
http://www.capriholdings.com/
text: Fuyuko Tsuji