トレンチコートとパフィなバッグでトレンドを先取り【LOOK1】
エディターAKIYAMA(以下A) ついにベールを脱いだユニクロ:シーの2024年春夏コレクション。みんな「どれ買う?」なんて、すでに話題でもちきりだよね。中でも、Oさんが真っ先に手に取ったのは……。
スタイリストOGASAWARA(以下O) 王道だけど、どこかモダンなトレンチコート。そこがクレアらしいなと。オリーブカラーを中心にまとめたのも、カジュアルすぎず、おしゃれに見える色だから。唯一ロングスカートだけグレーで外しを加えました。
A トレンチコートは、第一弾から続くユニクロ:シーの代表アイテム。オリーブは今季の新色ですって! この春夏モデルは、ほどよい厚みのコットンツイルだからロングシーズン着回せそう。
O 後ろも仕立てのよさが際立つね〜。
A さすが、クロエやジバンシィなど、多くのメゾンでクリエイティブ・ディレクターを務めてきたクレアならでは!
O 新作のパフィバッグも可愛いよ。
A わーっ、ふっかふかだ!
O リアルレザーに迫る質感も、ボディと同色の金具もモードで素敵。
A 13インチのPCも入るんだって。マチも内ポケットもあるから仕事用バッグとしても使えそう。そして写真1枚目の持ち方も気になった!
O バッグを抱えるように持つのは今季のトレンド。オフは抱え持ち、オンはベーシックに肩掛けとフル活用できそうだよね。
ざっくりしたピンクニットは甘辛テイストで攻略【LOOK2】
A 続いてはVネックセーター。
O 可愛らしい格好が苦手なので、ピンクニットにボウタイのきれいめブラウスを合わせつつ、テイスト違いのベイカー風パンツをコーディネートしてみた。
A 春らしいけど甘すぎないトーンが、まさに大人ピンク!
O このセーターはピンクの他に、ブラックとホワイトの3色あって、さらにボーダー柄もあるので、色違いで手に入れるのもいいね。
O そして、前寄りにした肩線のおかげで着痩せもするんです! 着るだけで体型補正できるなんてコスパ高いよね。
A ゆったりめなのに丈は短めという絶妙なさじ加減も、シンプルでもこなれて見えるポイントかも。
A Vネックは浅すぎず、深すぎないから、Oさんみたいにインナーを重ねてもいいし。
O 肌が露出しすぎないから、一枚でもクリーンな印象で着られそう!
ワークテイストのセットアップは着回し力抜群【LOOK3】
O おまたせ〜。
A えっ、着ると全然印象が違う! ラックに掛かっていたときは、ミリタリー調のワークテイストなセットアップだったのに。
O ドローストリングを結ばなければメンズライク、結ぶとびっくり! 裾がペプラムっぽくなるの。
A 試着室から出てきたとき二度見したもん。さすがクレアのいちおしジャケットだけのことはある!
O パンツは膝にタックが入っていて、少しカービーなシルエット。そこも洗練されているよね。
O 襟元にはフェミニンなネックピースをのぞかせて、脱カジュアルにまとめてみました。
A ベーシックなコットンツイル素材だから、小物次第でイメチェンできるのが楽しいね。
O パンツも見て見て! ウエストにはサイズを調節できるボタン付きで、ベルトいらず。トップスにインするとハイウエストが際立って、スタイルアップもできるよ。
A 別々でも活用度大。何を着るか迷った日に、持っててよかった〜と心底思えるセットアップになりそう!
同色のTシャツ×ワンピースをレイヤード【LOOK4】
A 目が覚めるような赤いワンピースが素敵〜!
O Tシャツにシアーなキャミソールワンピースをレイヤードして、ニットパンツを加えてみました。
A ワンピースの裾のイレギュラーヘムがユニーク。第一弾にあったプリーツカラーブロックスカートを彷彿させるね。注目はお腹周り。胸もとがクロスしたデザインだから、グンとスタイルアップして見える。
A 後ろもすっきり見えるクロスデザインで抜かりなし。
O このTシャツも何気にいいよ。インしちゃったけど、実はオーバーサイズのクロップド丈で。
A セットで着ると一枚のワンピースみたい。決めた、このコーディネート絶対マネする!
O このボリューミーなローファーは、かかとのクッションが気持ちいい〜。
A 第一弾のローファーをアップデートした継続モデルで、春夏にうれしい抗菌防臭効果もある。買うなら今でしょ!
オン・オフ使えるシアーブラウスを主役に【LOOK5】
O ユニクロ:シーで人気のギャザーがたっぷり入ったシアーブラウスとワイドパンツを、オールブラックでまとめてみました。
A この組み合わせ、通勤にも良さそう! シアーブラウスは一見甘めだけど、オールブラックでコーディネートするときりっと見えるね。
O 透け感がありつつも、インナーキャミソール付きだから安心。このキャミソールはボタンで固定できるから、位置がずれたり、紐がずり落ちたりしにくい。この気配りはありがたいよね。
A ユニクロ:シーの得意技、ギャザーは背面にもたっぷり入っています。細やかなディテールにため息が出る〜!
美しいテーラリングが特徴のセットアップ【LOOK6】
A セットアップってつい、かしこまったオフィスカジュアル風になりがちだけど、「こう着ればいいんだ!」と思わせてくれる、絶妙なスタイリング。
O インナーが白Tシャツだけだとシンプルすぎるので、メッシュのタンクトップでエッジをきかせてみました。ヘアリーなオレンジのサボもポイント。
A このユニクロ:シーのセットアップ、見れば見るほど秀逸な形だよね。
O ジャケットは長めの丈でメンズライク。リラックス感がありながらすっきり見えるのが今っぽい。
A パンツはツータック。しかもハイウエストだから、これまたスタイル良く見える。
O シルエットもワイドストレートで、タック入りのウエストから裾に向かってストンと落ちる形がモード感あるよね。
A ウールブレンドの素材にも上質感があって、トータルで優秀なセットアップだね、これは。
O メンズのテーラリングにも明るいクレアの実力を感じました!
一着でデイリーからパーティまでカバーできる万能ワンピース【LOOK7】
O ブルーのワンピースに同系色のシャツを加えてマニッシュに。このコーディネートは自分が考えるベーシックに近いかも。
A このワンピース、すごくない? フィット感のあるIラインシルエットで丈は長め。シンプルで普段使いしやすいけど、ほんのりドレッシーでもある。結婚式やパーティなんかのオケージョンにもぴったり。
O しかも右側だけスリット入りで、抜け感もある。
A これは一枚でも映えるね。シワになりにくいクレープジャージーだから旅先でも助かる。同じ生地でTシャツとスカートのセットアップもあったりと、このシリーズは要注目だね。
レインコートにもなる! 耐久撥水加工を施したスプリングコート【LOOK8】
A ユニクロ:シーの今季いちおしアウターがこちら。
O ワークジャケットとトレンチコートのいいとこどり! 大きめのパッチポケットがポイントのコートは、ベルト付きでカジュアルすぎないから、スカートでフェミニンにも、パンツでマニッシュにもいける。
A 長すぎず、短すぎないAラインシルエットも新鮮!
O ユニクロ:シーが得意なオーバーサイズの短め丈。でも腰周りはしっかりカバーできる丈だよね。
O フロントは比翼仕立て。襟元は開けてもいいし、立たせればきりっと高めのスタンドカラーになる。
A コーディネートの幅が広がるね。耐久撥水加工をしたコットンナイロンだから、小雨程度ならへっちゃらなのも助かるなあ。
O そして袖はドルマンスリーブ風。
A 後ろ姿も可愛すぎ! ほんとパターンがきれい。春は雨が降りがちだけど、こんなおしゃれなスプリングコートがあれば安心だね。
春夏のニュースタンダードになる軽やかデニム【LOOK9】
A 脚、長っ!
O シルエットがきれいだよね。生地が違うのかな?
A この生地、デニム生地メーカーの「カイハラ」と新開発したんですって。
O 軽やかでドレープ感もあって春夏にぴったり。でも、コインポケットやフロントファスナーもある本格的な5ポケットデニムだから使い勝手もいい。オフホワイトだけど透けにくいのも安心だよね。
A これだけワイドなデニムもユニクロではレア。ワイド好きは要チェックだね。
O 切りっぱなしの裾もユニクロではレアかも。
A ねえ、脇のステッチ。よく見ると少し前寄りでしょう?
O ほんとだ!
A ここが、ほっそりきれいに見えるポイントなんだって。
O なるほど〜。
A パンツと同系色のバッグは、レザータッチラウンドバッグだね。
O これって昨年バズったラウンドミニショルダーバッグより若干大きい?
A そうそう、500mℓのペットボトルを入れてもまだまだ余裕があるサイズ感。「ホワイトも欲しい!」の声から生まれた新色なんだって。
ベストもスニーカーもシンプルな中にセンスが宿る!【LOOK10】
A ラストを飾るのはVネックベストとスニーカー。ベストは単色かと思いきや……裾の配色が可愛い!
O ベストのホワイトに合うように、モノトーンのアイテムと合わせてみました。
A 適度なゆとりのあるリラックスシルエットで、絶妙なショート丈がモードな雰囲気を演出。
O インナーを選ばないベストだよね。こんなふうにブラウスの襟を出してもいいいし、タートルニットやカットソーにも合うと思う。
A コットンアクリルで自宅洗いもできます。
A このスニーカーは、クレアがいちからデザインした渾身の一足。
O 足を入れた瞬間、やわらかさに魅了されました!
A 横幅がシュッと細身で、シューレースも細長くて洗練されている。スポーツブランドのスニーカーとは一味違うよね。しかも、ちょっとした雨でも履けるんだって。
O アッパーがブラック、ソールがホワイトのタイプもあって、迷うねこれは。
想像を軽々と超えてきた春夏のユニクロ:シー、発売が待ち遠しい!
A プレスルームに足を踏み入れた瞬間、ワーッと圧倒されたほど春夏コレクションは可愛いものだらけだったね。
O モダンでフェミニン、そしてカラーバリエーションも絶妙。一見シンプルだけど、シルエットやデザインのそこかしこにセンスが光る。なおかつ着心地も備わっているのが、ユニクロ:シーのすごいところ!
A メンズライクなテーラリングを、フェミニンに解釈するバランスもさすがだよね。特にデニムを生地から作り込む情熱なんて、服への強い愛を感じました。
O ユニクロ:シー、改めていいと断言します!