【Midorikawa(ミドリカワ)】の花柄セットアップは、この秋のベストバイ!

今シーズンでもっとも気分が上がった買い物として迷わず挙げたいのが、Midorikawa(ミドリカワ)のセットアップ。とある展示会で会ったスタイリストさんと「私もこの服、持ってます!」と、盛り上がったこともあり、私のみならずモードな人の心を掴んだ名品なのだ、と密かに確信しています。

今シーズンでもっとも気分が上がった買い物として迷わず挙げたいのが、Midorikawa(ミドリカワ)のセットアップ。とある展示会で会ったスタイリストさんと「私もこの服、持ってます!」と、盛り上がったこともあり、私のみならずモードな人の心を掴んだ名品なのだ、と密かに確信しています。

一筋縄ではいかないフラワーパターン

Midorikawaのシャツブルゾンとパジャマパンツ
2024年秋冬コレクションよりシャツブルゾンは¥74,800、パジャマパンツは¥63,800です

2017年にスタートしたメンズブランド、Midorikawa。2021年にはLVMH Prizeにはセミファイナリストに選出された経歴もあり、ご存知の方も多いでしょう。メンズ服ながらレースを多用していたり、サテンなどの繊細な生地使いが特徴。DIYなムードとエレガンスが同居し、性別を問わず袖を通したくなるウェアが揃い踏みなんです。そして今シーズンの展示会で心を撃ち抜かれたのが、このフラワーパターン。ブランドのルック写真はこちら(かっこいい!)。

花柄はデビュー時から1型ずつ必ず登場する、アイコニックなパターン。今季は手描き調のどこか懐かしいムードの花柄……と思いきや、そこにコラージュされているのは宙に浮かぶUFO。予想外の組み合わせから生まれるちょっとした“違和感”が、ブランドの真骨頂ともいえます。どことなく昔のSF映画のようなアナログさが漂うのも好きな理由のひとつかもしれません。

ハイエンドなコットンの心地よさにも魅了されて

Midorikawaのシャツブルゾンとパジャマパンツ
ボトムスは共布のベルトで締める仕様。総裏地付きなので、1枚でも透けません

そしてブランドらしさは素材にも反映。インクジェットプリントで柄を施したオリジナルのシーツクロスコットン生地は、実際にシーツとしても使用されるもの。きめが細かく肌触りはなめらか、着ているとしっとりした心地よさに包まれます。着るほどになじみ、美しい落ち感も生まれるとのこと。優しく洗いをかけながら風合いを出して“育てる”のも楽しみ。実際、最初はややハリ感がありますが、徐々にソフトになっている気がします。

コットンの他にサテン素材の展開もあり、そちらはつややかな光沢感があり、また異なる表情。大変迷ったのですが、今回はコットン生地をチョイスしました。オールインワンやシャツタイプなど形違いの展開もあるので、サイズや好みに合わせてチョイスするのがおすすめです。

着こなしの幅が広がるデザイン

Midorikawaのシャツブルゾンとパジャマパンツ
前身頃の裾には紐が内臓されており、シルエットの調整もかないます。シルクリボンや紐はお手洗い時は要注意です!

さて、着てみるとこんな感じ。新型のジップアップブルゾンは広めの身幅に、やや短めの丈感。前身頃はジップ、背面はシャツのようにボタンが配されています。シャツジャケットのように羽織ってもよいし、ジップを締めた上からキャミソールなどを重ねてトップスのようにも。ボトムスだけを単体で履くこともあるため、結果的にかなり汎用性高く着回せています。ボトムスのウエストはメンズサイズとあって大きいのですが、共布のベルトでラフに締められるので実質フリーサイズ。全身で着ると、ややゆったりしたサイズ感もあいまって“おしゃれパジャマ”な風体でもあり、それが非常に可愛い……。

そして象徴的なのが垂れ下がったシルクリボン、切りっぱなしのデザイン。ちょっと見えづらいですがパンツの裾も段違いでライナーをあえてのぞかせる設計。ポケットの端処理にはメッシュのレースが施されていたり、ひとつひとつの凝ったディテールにもきゅんときます。

Midorikawaのシャツブルゾンの背面
背面のデザイン。それぞれのボタンに紐が配されているのがポイントです

毎シーズン登場するチャーミングな花柄を少しずつ揃えることにも憧れつつ。ずっと気になっていたMidorikawaの洋服をゲットできて大変ハッピー、というお話でした。季節を問わず、これからもたくさん袖を通すと思います。

エディターSAKURABAプロフィール画像
エディターSAKURABA

好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。

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