2月5日に公開予定の映画「オデッセイ」。今冬、スターウォーズを観るために二度足を運んだ新宿・TOHOシネマにて、二度予告編を観ました。火星に取り残された宇宙飛行士・マーク・ワトニーがいかにして生き延びる方法を編み出すのか?よく書店で平積みされていた原作本(上巻と下巻、マッド・デイモンの顔のアップが二つ並びで“ばばーん”といった感じです)も気になっていたので、公開前に……と思い、読み始めました。
文系人間のため、科学的なことにはまったく脳みそが追いつかないのですが、マークが生み出す多数の方策には、おお!すごい!マーク天才!次は何が起きるん だ!とページを夢中で繰りました。電車で没頭して自分の最寄り駅を逃したこともあります。読後は、万が一にも自分がもし火星に取り残されたら、多分3日と もたないだろうな……と、火星ライフの妄想世界にトリップしました。
この別世界に没入する感じ、やっぱり楽しい!と、それ以来私のSF熱が高まっています。昔、途中で挫折していたアイザック・アシモフも引っ張り出して再挑戦中。
そんな今でも読み返したくなるSFといえば、言わずと知れた星新一さんの作品です。道中に丁度よい掌編、旅に持っていきたい本No.1。短い物語に凝縮された世界に、何度読んでも天才だー!と思わされます。そして、もう一冊も漫画界の鬼才による名作、富樫義博さんの「レベルE」。地球に来訪した宇宙人が巻き起こす騒動の話です。トラブルを引き起こす宇宙人、“バカ王子”なる登場人物が非常にかっこよく、今でもなんだかときめきます……。
ところでどこからどこまでが“SF”で括られるのかが未だに分からず、Wikipedia先生に聞いてみましたが「正確には分からない」ということは分かりました(笑)。個人的には、藤子・F・不二雄先生がいう「少し(S)不思議(F)」的な日常にある不思議も、惑星間の戦いも、未来都市も、独自の世界観があり、その世界について想像を巡らせられたなら、きっとそれがSFなんじゃないかと思います。ふわっとしていますが。もっと色々読んで観て勉強したいです。ひとまず今は映画「オデッセイ」の公開をわくわくと待っています!(編集SAKURABA)
好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。