2016.02.08

マイ・ソウルフード

突然ですが、琴奨菊関、優勝とご結婚おめでとうございます。

奥様のお父様が琴奨菊関と同じ柳川出身で、それにもご縁を感じて、という エピソードをTVでみて、ずうずうしくも「あれ、私のことですか?」と思った、父親が柳川出身の独身編集者です。もちろん我が実家の両親も、猛烈に応援していたようで、優勝された日に実家に偶然電話をしたら親が泣いていて驚きました。

優勝とともに柳川のことも取り上げられていましたが、私が 柳川ときくと思い出してよだれが出るのが、この本吉屋さんのうなぎのせいろ蒸し。父の実家に里帰りするたびに、これを食べるのが楽しみです。うなぎの蒲焼を錦糸卵と一緒にせいろで蒸しているので、うなぎはふんわり柔らかで香り良く、錦糸卵のやさしい甘みとしっかり甘いたれがしみ込んだご飯とのバランスも絶品です。実家でうなぎを作るときもこのせいろ蒸しになったものが出てきていたので、大人になって初めて東京のうなぎやさんでうなぎを食べたときに、「き、 錦糸卵がない! うなぎの骨がなんだか残るし!」と文句ばっかりたれておりました。その後いろんなうなぎを食べましたが、日本で一番美味しいうなぎは、柳川にある、と今でも信じています。

ちなみに本吉屋さんは、店構えも風情があって素敵です。

優勝で沸く柳川のニュースの映像を見るたび、私の頭はうなぎでいっぱいになりますが、きっと琴奨菊関も、地元に凱旋をして食べるうなぎの味は、いつもより 一層美味しく感じるのでは、と勝手に推察しております。まだ食べたことがない方には、ぜひ一度川下りとセットで楽しんでいただきたい、私のソ ウル・フードです。

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エディターTOTOKI

ファッションと占い担当。おしゃれは我慢、ができないので、着心地重視。休みの日は、大体インテリアのことを考えています。