2016.02.21

お酒もご飯も止まらない

”若狭小浜 丸海の小鯛ささ漬”。「これがあると、お酒もご飯も止まらないのよ~」と、満面の笑み。困ってるんだか嬉しいんだか。ささ漬の存在を教えてくれた女性のコメントです。ダイエット中の女子にとってはなんともギルティな響き。

レンコ鯛をさばいて米酢と塩だけで〆て杉樽に詰めたという、いわゆる昔ながらの保存食。ふたを開けると笹と杉のアロマが食欲をそそり、しっかりと味がついている鯛は何もつけずにパクパクといただけます。おいしさのポイントのひとつは、さばくスピードなんだそうです。1匹おろすのに、10秒かからないとか。

そういえば、函館の市場で塩のみで味つけした焼鮭を食べたとき、あまりの美味しさに、「どうしてこうも違う?」とおじさんを質問攻めしたのですが、答えは「釣ったそのあといかに素早く適切に処理をするか」というものでした。

保存料や化学調味料が入ってる食品って、あんまりおいしくない。そもそも、この”おいしくなさ”って、保存料の味そのものがおいしくないのか、保存料が素材のうまみをジャマするのか、「どうせ保存料に漬けるなら新鮮じゃなくていいや~」という諦めで素材がダメになるのか。ほろ酔いながら、ふわっと問いが頭をよぎりました。(エディターNAMIKI)

 

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エディターNAMIKI

ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。

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