2016.03.10

「欲しい」の引力

雑誌を見て、「あ、これ欲しい!」と思ったこと、誰にでも1度はあるはずです。私も「欲しい!」という気持ちの赴くままに、ショップに足を運んだり、問い合わせをしたりという経験が何度もあるのですが、なかでもこのバッグを手に入れた日のことは忘れられません。

SPURに異動する前だったので、一読者としてSPURを読んでいた頃のことです。3.1 フィリップ リムの「PASHLI」がSPURに掲載されていて、目が釘付けになりました。決して大きく載っていたのではないのですが、異様な迫力でぐいぐいと引き寄せられてしまったんです。それから青山店や伊勢丹、取り扱いのあるセレクトショップなどに行ったのですが、どこもすでに完売。涙ながらに縁がなかったんだ、と半ばあきらめていました。
それから1ヶ月ほど。友人と一緒に行った大阪で、このバッグに出合ったんです。あれほど探していたバッグにまた会える日が来るなんて! そこからは即断、即決。「偶然キャンセルがあって、先ほど店頭に並べたところだったんです」という、店員さんの言葉も、まさに奇跡のように感じられました。というわけで、手に入れてから数年経った今も、ワードローブのスタメンとして活躍しています。

そんな大好きなブランド3.1 フィリップ リムのデザイナー、フィリップ・リムさんに会える機会がやってきます。それは、3月28日(月)に早稲田大学で開催される「3.1 フィリップ リム 特別講演」。フィリップ・リムさんとフィリップさんと共にブランドを立ち上げた共同経営者のウェン・ゾウさんが、ブランドのサクセスストーリーを語ってくれるというもの。SPUR.JPの読者の方は下記よりご応募できますので、ふるってご参加を! 3月14日(月)締め切りです。

https://spur.hpplus.jp/fashion/news/201602/15/OWkyNwI/

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エディターMORITA

物心がついた時からパンツ派。今、一番興味があるのは、どうやったら居心地のよい部屋で暮らせるのか。美容、アート担当です。