怒涛の2016A/Wファッションウィークが終わり、もう春気分。でも先日のパリ出張中、あられや雪や雨が毎日降って底冷えする気候は真冬でした。こうなってくると、「ええと、今ものすごく寒いから、2015A/Wの服を今自分は着ているけど、目の前で繰り広げられているのは2016A/W。でもこんなに寒いのに、今一番欲しいあったかいものはもう売っていなくて、お店に並んでいるのは2016S/S。」と、脳みそが大混乱を起こします。
そんな風なので、せっかくパリに行ったんだから、といつも取材の間にスキあらばショッピングをしようと目を光らせていたのに、全然服に対する物欲が起こらず、途方に暮れていました。（お金を使わないからよい、という説もありますが……。）
そんな時、ショッピングのときめきを取り戻させてくれたのが、このセリーヌのネックレス。展示会で見て、一目惚れしていたアイテムです。
首にフィットする、チョーカータイプのネックレスは、スクエアのパーツがしなやかに動くようデザインされていて、つけた時の存在感がとてもモダンで素敵。ピアスなど耳もとにボリュームがあるスタイルが人気ですが、なんだか久しぶりにネックレスをしたいな、と思っていた心の隙間にぐっときた一品です。
お店で見つけて、早速試着がしたいとお願いをしたら、ネックレスなのに、SサイズとMサイズ、と細やかなサイズ展開があったのも素敵だな、と改めて思ったポイントです。両方試着してみたら、Sサイズは首にぴったりフィット。Mサイズは首へのフィット感がゆるくて、やや大きめ。でもタートルを着たりと、何か服の上からつける時にはMサイズのほうが大は小を兼ねてよいかしら、、、と迷っていたら、店員さんに「首にフィットするほうがモアセリーヌよ」と微笑まれて、Sサイズに即決。そりゃ、せっかくつけるならモアセリーヌですよね、と。
春はシャツの首元にこのネックレスだけ、というシンプルなスタイルを楽しむ予定です。日本は暖かくなってきましたが、やっと私の頭の中も春にチューニングしてくれたネックレスのお話でした。
ファッションと占い担当。おしゃれは我慢、ができないので、着心地重視。休みの日は、大体インテリアのことを考えています。
