このサンダルがすごい

全力で推したい靴があります。シーバイクロエ16年春夏のサンダル。70年代のムードをまとう旬なルックスはもちろんですが、履いてびっくり、とにかく軽いんです。


先日、セレクトショップVIA BUS STOPで勤務する友人から、「騙されたと思って履いてみて」と勧められたんです。毎日8時間以上は立ちっぱなしというショップスタッフは、靴への「疲れる疲れない」基準が人より厳しいわけですが、そうはいってもこのサンダル、正直見た目は重そう。だいたい、ウッドソールで軽いわけないでしょう、と半信半疑でした。

しかし履いた瞬間、「嘘でしょ?」と思わず声が出ましたね。あのときの驚きを、これを読んでいる方全員に味わっていただきたい。足取りがふわっふわっと軽やかで、ソファの上を歩いているような感覚。このボリューム感でこの軽さがなぜ実現するのか……なぞに包まれています。

しかも、軽いだけではなく、すっぽりとやわらかな革に包まれる安心感と言ったら。インソールのレザーもしなやかで、肌あたりがとてもソフトなんです。こんなストレス・フリーなサンダル、生まれてはじめて出会いました。友人はあまりにも感動して周囲に勧めまくり、彼女の職場の同僚も何人かゲットしたとか(笑) 

最後に素晴らしい点をもうひとつ。足入れの際、ストラップを留め直す必要がなく、スポッとそのまま履くことができるということ。毎朝ドタバタと急いで玄関をあとにするわたしにとって、これも大切なポイントです。今年なら、花柄のロングドレスから覗かせたり、フレアジーンズの足もとにも良さそう。シンプルなので何にでも合いそうですが。スタイルアップも同時にかなえる、コンフォート・サンダル。春の相棒は、これに決めました。

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エディターITAGAKI

ファッション、ビューティ担当。音楽担当になったので耳を鍛えてます。好きなものは、色石、茄子、牧歌的な風景。

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