第3の目が開く

このたび、めでたく“サードアイ”デビューしました。
といってもスピリチュアルな意味ではなく、ファッションの話です。いわゆる“第３の目”をモチーフとしたアイテムは、数年前からエッジィなブランドがウェアやジュエリーでしばしば提案していましたが、その“目”に見つめられると背筋がそわりと寒くなり、不思議な緊張感に体が支配される気がして。なんとな～く避けていたんです。
しかし先日、ふらりと訪れたセレクトショップでこのネックレスと“目”があったとき、ぐいっと強烈に惹かれました。

――時は来た。今こそサードアイを身につけたまえ――という啓示が舞い降りたかのように。

深みのあるボルドーの“目”のうえに、オパールのような玉虫色の輝きを秘めた“目”がもうひとつ。その怪しげなルックスに、“目”が釘付けです。「ゴールドより～ふつうに～真鍮が好き！」なわたしにとって、ヴィンテージ感のあるプレートの風合いもたまりません。

このネックレスはマリー・エレーヌ・スピッツァーというフランス人女性が手がけるブランド、LA2Lのもので、プライスも可愛い。 いつものニットやTシャツにさりげなくひねりが加わるので、重宝しています。わたしのファッションの第3の目も、カキーンと開いた気がします。