「能面みたいな顔」という表現は、人間味がないとかこわばっているとか、ネガティブな意味合いが強いように思っていました。そんな概念が変わったのはこの干菓子がきっかけです。活き活きとした笑顔の面々は、見ているこちらの口角もきゅきゅっと上げるほどの威力。能面師が作成した木型で成型しているそうで、細部のラインまで丁寧な曲線を描いています。
ささやかではあるけれど笑顔が少しでも連鎖するといいなと思います。阿波の和三盆を用いた「花面(はなおもて)」は、京都の長久堂より。
エディターIGARASHI
おしゃれスナップ、モデル連載コラム、美容専門誌などを経て現職。
趣味は相撲観戦、SPURおやつ部員。