2016.04.20

銀座の鯉の物語

気付くといつも立ち寄っています。以前は「ゆめてらす」という名前で新宿南口にありました。現在は「届く」という意味の方言「TAU(たう)」と名を変え、広島のさまざまな特産品を東京に届けています。

毎回必ず買うのは鉄板もみじ饅頭ですが、今回は働きマン向け3点を厳選。デスクのスタメンは「パリパリいりこ」、瀬戸内産のいりこを蜂蜜や醤油で甘辛く味付けして、白胡麻をまぶしたスナックおやつ。原稿書きの合間にパリパリし始めると塩分とやる気が補充されて、夜中の残業でもがんばれる。健気ないりこたちに応援されている気持ちにもなれます。乾燥対策には「保命酒のど飴」。パッケージの可愛らしさと「酒」という文字に魅かれて買い始めました。保命酒は、ペリーにもふるまわれたという歴史のある薬用酒で、ニッキの香りもぴりりと効いてます。のどのガラガラ対策のほか、会議中の眠気を吹き飛ばすリーサルウェポンとして携帯。蒲刈の「海人の藻塩」は、海草のホンダワラが煮詰められているベージュの藻塩。ゆえにふんわり香る海の潮っぽさが好きで、普段の野菜の塩ふりのほか、気軽な手土産なんかにも重宝しています。ほら、塩っていくらもらっても必ず使えるじゃないですか。海外出張へのギフトに持っていったこともありますね。

手前のはっさく饅頭&もみじ饅頭コーナーに直行して早業で買い物を済ませるよう自制しているのですが、ときたま店内奥まで進むともう駄目です。「ぶちうまい」がビッグレッドマシンばりに揃ったふるさとショップ、仕事の合間の心の拠り所となっています。 

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エディターIGARASHI

おしゃれスナップ、モデル連載コラム、美容専門誌などを経て現職。
趣味は相撲観戦、SPURおやつ部員。

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