大阪出張の宿が目と鼻の先だったので、立ち寄った黒門市場。大変な盛り上がりとなっていました。耳に入る言葉はほとんど外国語。聞けば観光バスが乗りつけるそうで、売り子の皆さんも英語や中国語を駆使してセールスに励むその活気たるや。時代の波に乗る逞しさに圧倒されました(クロモンドセレクション、という企画もあったらしい)。
私、幼少時代に大阪に住んでいたのですが、その頃とは大きく様変わりしているようです。肉も魚もどんどん焼いてその場で食べ歩きですよ。果物も串に挿して皆、手に何か美味しそうなものを持っている。負けじといろいろ試しましたが意外と良い値段なわけです、特に和牛や鮑などの高級食材が。
私のベストがこちらです。単なるタコじゃありません。頭部にうずらの卵が入ってるんです、それもぎゅうぎゅうに。醤油で煮付けられたイイダコとほくほくした黄身はお酒のアテとしても素晴らしい。画期的な異業種交流。タコもまさかこんなことになるとは思ってなかったはず。
250円と決して安くない値付けでしたが、美味しくいただきました。関西ではポピュラーな珍味なんでしょうか? 次の大阪出張がまた楽しみです。
エディターIGARASHI
おしゃれスナップ、モデル連載コラム、美容専門誌などを経て現職。
趣味は相撲観戦、SPURおやつ部員。