2016.06.08

デスティネーション・ストアに行きたい

引越しをすると、突然のインテリアブームがやってくるものですが、私も4年前に今の家に引っ越すとき、寝ても覚めてもインテリアブーム、という時期がありました。
もともと地方のインテリアショップのオンラインストアを眺めて、気になるものをしつこくチェックするのが好きだったのですが、ある時、福岡に私の好きなショップが多いことに気がつきました。しかも東京でチェックしたお店よりも、同じデザイナーものでも、相場が安い。これはもう、福岡に行っちゃった方が早い!ということで、行きたいインテリアショップを10軒ほどピックアップし、一泊二日で無駄なく回るルートを考え、美味しいものも途中で食べられるよう計算し、弾丸買い付けツアーを敢行しました。
その戦利品のひとつが、このハンス・J・ウェグナーのヴィンテージのペーパーコードの椅子なのですが、今でも見るたび買ってよかったなあと、うっとり眺めるお気に入り。背もたれのカーブの美しさと、木の継ぎ目が十字架のようにクロスになってるところがポイントです。


インテリアブームはひと段落したのですが、あまりに福岡買い付けツアーが楽しかったので、また行きたいなあ、と思ってたらちょうど今月のSPURp.102~の「デスティネーション・ストアの現在」特集に、この椅子を買ったお店、ハミングジョーさんが。



私が伺ったときは、改装前の倉庫のような場所で、山のようにあるヴィンテージ家具の中からお気に入りを探すのに興奮したものですが、新しいお店も素敵そう。俄然インテリア熱が再燃してきました。
「デスティネーション・ストア」ときくと、そこに行くのはいいけど、それ以外に楽しめないのでは!?なんて、不安もよぎるかもですが、ハミングジョーのある糸島は博多から電車で1時間もかからないし、ローカル線にのんびり乗るのも楽しいもの。夜はまた博多に戻って、美味しいお寿司なんぞも食べられます。そういえば、前回は、お店の内装が素晴らしく粋なお寿司やさん(もちろん味も素晴らしい)に偶然行って、大将とインテリアの話で盛り上がり、おすすめのインテリアショップまで教えてもらって、そこでも良い戦利品に出会ったのでした。そんな偶然を楽しむのも、旅の楽しみ。ぜひ、今月号の「デスティネーション・ストアの現在」をチェックして、夏の旅を計画してみてください!

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エディターTOTOKI

ファッションと占い担当。おしゃれは我慢、ができないので、着心地重視。休みの日は、大体インテリアのことを考えています。