東京ってすごいなぁと思うのは、毎週末どこかで心惹かれるイベントが催されているということ。その、都内各地で渦巻くエネルギーに圧迫されて、もうこんな活力に満ちすぎた街にはついていけない!と陰鬱とした気分になる日もある。でもうっかり足を運んでみたらやっぱり楽しいんですよね。だから結論は“とりあえず外に出よう”です。このイベントも、やっぱり行ったら楽しかった。
青山通り国連大学前といえば、ご存知ファーマーズマーケットが毎週末開催されているスポット。そのすこし奥まったスペースにて、毎月・第一土曜日と日曜日、午前の10時から夕方まで楽しそうなイベントがやっている、という噂を聞きつけました。心動かされつつ、週末くらいは怠けたい意思が強く機会を逃すこと数回。でも先日ついに朝寝坊な自分に鞭打って訪れることができたんです。それがこの「RAW TOKYO」。東京のヴィンテージショップが一堂に会するフリーマーケットです。
普段ならば爆睡の朝10時すぎ。私が到着した頃には、すでに多くの人で活気にあふれています。その片隅でいそいそと物色しはじめたのですが、所狭しと並ぶ古い洋服や雑貨の数々に、やはりテンションも上がります。個人的にツボに刺さったショップは「FUROL vintage」(実店舗はまだなく、今のところこのイベントのみで買えるみたいです。どのアイテムも大人の風格があって素敵)。次の開催時に出店が決定している「ANGIE LA LA」(こちらはオンラインショップのみ。シックな柄ものが欲しい)も気になっています。他にも、多彩なラインナップに目移りしまくり。迷いに迷った最終的な戦利品は、渋谷のヴィンテージ家具のショップ「memo」のアクセサリーコーナーにあった、こちらのブレスレットなど数点です。
初めて知ったショップもたくさんあり、エネルギーに満ち溢れた空間でした。歩きまわったあとは、その隣のファーマーズマーケットでグリーンスムージーを。日曜日の午前中、ここまでの流れだけでかなり高い満足度。美味しい飲み物をすすりつつ、やはり外に出るのは大事だなーと思ったのでした。
ちなみに、発売中のSPUR9月号「萬波ユカとヴィンテージ・クルーズ」でも、東京の魅力あるヴィンテージショップをご紹介しています。ぜひともご覧ください。
そして、今週はあっという間に1年の半分が過ぎ去ったという絶望感と、夏へ向かう高揚感入り交じる7月の第一週末です! このイベントも今日と明日、青山にて開催されています。素敵な発見を求めて、もしくは下半期のよいスタートを切るために、足を運んでみるのはいかがでしょうか。明日も暑くなりそうなので水分補給を忘れずに。
好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。