9月25日は優勝パレードの日

名古屋場所が終了しましたね。今日はあの大関の横綱昇進について書こうと半月前から考えていたのですが、こういう結果に終わりました。
稀勢の里関にはSPURに出演していただいたことがあります。今から８年前、夏の浴衣の特集で女優さんが相撲部屋を訪ねるという筋書きにしようということになりました。担当編集（相撲に全く興味なし）から「将来横綱になる有望若手は誰なの」と聞かれた私は「そんなの稀勢の里に決まってんでしょうがーーーっ」と即答し、担当でもないのに部屋まで撮影を見学に行きました。

あの頃の稀勢の里関は小結でした。猫がときどき喧嘩で身構えるときに、お尻をブルブルッとするじゃないですか。心地よい武者震いというか、頬をバラ色に染めながらあのブルブルをする当時の若き稀勢の里関の雄姿の先には素晴らしい未来が見えるようで、どんな横綱になるのかしらと胸躍らせたものです。

その後の稀勢の里関の苦難の道のりはご存知のとおりですが、実直に相撲を取る美しい姿にいつも心が震えます。何度持ち越しになったっていい。次の東京場所できっと決めてくれると信じて、千秋楽の予定に「キセノン優勝パレード」と書き込んでいます。