靴やバッグを「この子が」と擬人化するのはあまり好きではないのですが、我が子のように愛でたくなるバッグに出合いました。ロエベの「バウンス バッグ」です。コロンと、まあるい球体シェイプがなんとも愛らしい。なぜだか昔から、“丸いもの”に愛着を覚えてしまうんです。開口部から寄せたドレープによって、フェミニンでやわらかな風合いに仕上がっています。上から見下ろすとシュウマイのようにも。
そんなユーモアあふれるルックスとは裏腹に、使いやすさはパーフェクト。開口部はマグネット仕様で大きく開き、物の出し入れがスムーズなんです。そしてこのかたち、実は結構たっぷり物が収まる! 長財布に携帯にメモ帳に……といろいろ詰め込んでも、なかなか型崩れしないのです。
ロエベの方に聞いたところ、この「バウンス バッグ」はやわらかなナッパの一枚革を余すことなく使用して作られているとのこと。もっとも理にかなった革の使い方だそうです。その上さらに、この可愛さ! なんて“お利口”なんでしょう。思わず膝の上に置いて撫で撫でしたくなる。とても軽く、肩掛けすれば両手が空くためストレスフリー。仕事場へ、街へ、海へ、どこへでも連れて行っています。
カラーは水色の夢1でも紹介したとおり、最近ワードローブに増殖中の水色をチョイス。このフォルムにこの色なので、スタイリングに“普通じゃない”ドリーミーな趣が加わります。あまりに可愛がっているため、そのうち夢の中でしゃべり出しそう……。
ファッション、ビューティ担当。音楽担当になったので耳を鍛えてます。好きなものは、色石、茄子、牧歌的な風景。