カワイイヲリガミ

子どもを通じて、折り紙という素晴らしいカルチャーに改めて触れているこの頃。特に、ベビーシッターさんが子どものために作ってくださる作品にはいつも驚嘆しています。複雑なテクニックを駆使しての、一枚の紙だったとは思えない造形の数々。色とりどりのお菓子の包み紙をカットしたオリジナル折り紙で作った、万華鏡のように綺麗な小物箱。その方はもったいない精神で再利用しているだけと謙遜しておっしゃっていましたが、それがかえっておしゃれに思えます。

彼女とは違いアイデアと技術に乏しい私には、こんなお助けアイテムがありました。「カワイイ－ヲリガミ　元祖絵付折紙」。戦前の絵付折紙をデザインユニット「コチャエ」が復刻したものです。犬や猫、赤鬼やヤッコさんなど、数種類もの折り紙が入っていて、作り方の指南図をもとに折っていきます。私が折り紙初心者だからか、意外と難しい。「ヤッコさんって何？」「次は猫さんつくって」「赤鬼さんは怖いからつくらないで」など、矢つぎ早な子どもの質問や自由なリクエストにこたえながら、つくっていきます。折り紙ってカンバセーション・ピースだなとつくづく思いました。


一部ですが、出来上がりはこんな感じ。下段の４つは指人形にもなります。