すぐ売り切れる、噂の青いうつわ

 鈴木麻起子さんの作り出す、神秘的な青の世界。すっかりとりこになっています。青磁は世の中にたくさんあるけれど、鈴木さんのうつわはどうしてか特別に見える。吸い込まれそうなほど鮮やかで洗練されたターコイズブルーなのに、無骨で素朴な印象があって温かい。この色彩と質感が魅せる絶妙なせめぎ合いに、強烈に惹かれてしまうのかもしれません。
 素晴らしいのはそれだけじゃない。重厚感のある見た目とは裏腹に、手に取るとウソみたいに軽いんです。普段の生活の中で、重ねて持ち運んでも負担にならないよう、ちゃんと考慮されています。芸術品のようなデザインと実用性を併せ持つのが、鈴木さんのうつわの最大の魅力。多くのファンを惹き付けるのも納得です。

 ちょうど先週末から、二度目となる彼女の企画展が青山のセレクトショップ、Graphpaperで開催されています。今回は、チタンの釉薬を用いた新色もお目見えしています。また前回同様、展示だけでなく作品の販売も実施中。張り切って初日に行ってきましたが、相当な賑わいで身動きがとれないほどでした。現時点で在庫もかなり少なくなっているそうで、すでに完売してしまった種類もあるようですが、企画展は10月30日(日)まで開催しています。気になった方はお急ぎください!

【La Maison de Vent 鈴木麻起子 めぐり逢う器 展】
開催期間:2016年10月22日(土)~10月30日(日)
開館時間:12時~20時/定休日:月曜日
開催場所:Graphpaper
東京都渋谷区神宮前5-36-6 ケーリーマンション2F
TEL:03-6418-9402
http://www.graphpaper-tokyo.com/

“エディターHAYASHI”

エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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