髪がよみがえるシャンプー

 髪色をハイトーンに変えてから1年近く経ちます。様々な反響がある中で色には満足しているものの、髪はずいぶん傷みました。やる前から分かってはいたけど、ダメージのくらいっぷりに感動すら覚えました。11本の毛がすっかり痩せ細って、まるでモヤシのヒゲみたいになりました。もとの髪質が硬いので、違いは歴然です。もちろん艶もなくなったし、ホウキのようにバッサバサになりました。こうして文に起こすと、我ながらいたたまれない気持ちでいっぱいですが、これはあくまでも秘密兵器を手にするまでのお話。私の髪にまつわる奇跡の生還劇、気になる方はどうぞこのまま読み進めてください。

 瀕死の髪の救世主となったのが、レオノール グレユの「シャンプワン レビ」。以前このコラムでもご紹介した、ものすごくいい匂いのするオイルと同じブランドのシャンプーです。

パッケージに書かれている「REVIVISCENCE」とは復活の意。つまり、髪がよみがえるシャンプーということ。ホントに? と疑ってかかりたくなりますが、少なくとも私のモヤシヘアはこれを使い始めて本当にしなやかさを取り戻しました。

 よみがえりのカギとなるのは2つの天然成分。ビタミンBCを多く含むアマランテの種子とアミノ酸の豊富なシーラベンダーが、傷んだ髪の表面を整えてくれます。使った後はトリートメントがいらないくらい髪がしっとりなめらかに。末広がりのホウキじゃなくて、毛先がまとまる筆に生まれ変わります。静電気もまったく起きなくなりました。さらに、手ぐしを入れると以前は必ずブチブチッと小さな怒りの音を立てながら、か細い毛が3、4本指に絡まりついていたのが、今ではスゥーっと穏やか。毛もだいぶ切れにくくなりました。おまけに、マルメロの香りがものすごく良いんです。このシャンプーと以前ご紹介したオイルを贅沢に併用すれば、歩くアロマの完成です。

 欠点をあげれば、ノンシリコンなので洗い流した直後は少しきしむことと、トリートメント成分が多く含まれているので泡立ちにくいこと。あとは値段がものすごく高い(200mlで¥7,700!)。「でもそんなのカンケーねー!」と叫びたいぐらい、総じて優秀なのは確かです。一度これを使うと、他のシャンプーはもう使えなくなるかもしれません。私のように髪が相当弱っている方、もしくはひどいダメージや乾燥に悩んでいる方は、とにかく一度使ってみてください。

“エディターHAYASHI”

エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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