粉ものスイーツブームも落ち着いてきた今日この頃ですが、ついについに、念願のフレンチトーストを食してきました! それはフレンチトーストの激戦区、軽井沢の「カフェ・ル・プティ・ニ・トロワ」の逸品。約2年ほど前でしょうか。パンケーキブームの影でじわじわきていたフレンチトーストブーム。そのとき知人から軽井沢にめちゃおいしいそれがある、と教えてもらっていたのです。が、ずぼらな私は軽井沢にいけども、前日予約をすることを忘れてしまって食べ逃すこと2回。今度こそ、と軽井沢行きが決まった瞬間に電話しました。どうやら、パンを一晩漬け込むために、前日予約が必要なんだそうで。ちなみに、席の予約はできません。
見てください、このふっくらした焼き上がり。その姿、まるで餅のようにどっしり。正直、出てきた瞬間、ん!? これはフレンチトーストですか?と疑ってしまいました。写真もほどほどに、いざ食べようとナイフを入れると、つるんと通ります。そして口に入れた瞬間とろ~んと溶けていく。マシュマロのような、なめらかプリンのような、なんとも至福な食感。だけどこれが甘くないんです。余計な雑味を排除して、卵とトースト本来の素朴な味を最大限引き出した純粋なるフレンチトースト。甘さがほしいときは、自家製のリンゴジャムを少し加えてアレンジもできます。自然の中で味わうフレンチトーストは、泥のようになった身体の奥の方をゆる~く癒してくれる一皿でした。
この時期は紅葉がとても美しい軽井沢。週末のショートトリップのアドレスにおすすめです。
顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。