身長156cmに抜群にフィットするバッグ

いまだに憧れてます。財布を小脇に抱えて行くランチ。これがなかなか難しいんですよ、財布以外にも持って行きたいものがけっこうあって。まずはスマホ。これはもう絶対です。ランチタイムとはいえ、急な連絡が入ってくるかもしれませんしね。それからハンカチ。白シャツの日や、汁物の麺類を食べに行く時は必須ですね。特にこれからの時期は上着がいらなくなってくるので、服にポケットがないことも増えてきます。となると、3つ全部を手で持っていかなきゃならない。つまり、財布は小脇に挟んだまま、同じ方の手かもう片方の手にスマホとハンカチを持って出かけることになります。まあでも、これくらいだったらなんとかなるか。

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ただ私の場合、寂しくもランチはひとりで行くことが多いので、食事のお供に本か雑誌が欲しいんです(たとえば今発売中のSPUR5月号とかね)。そうなると、すでに小脇には財布、片手にはスマホとハンカチだから、そこに雑誌まで持っていくとなると、けっこう大変。お店の扉が手動だとキツいし、帰りにちょっとコンビニで飲み物買ったりとか、銀行でお金おろしたりとか、できないわけですよ。いや、やろうと思えばできるんだけど、かなり不便。あともう一本腕があればちょうどいいんですけどねえ。

ということで、ランチには必ずバッグを持って行く派。ただ、仕事で持ち歩いている重いトートバッグをわざわざ持っていくのも億劫です。もっと身軽で、かつ必要なものは全部入るバッグが欲しいなーと思っていました。そこで最近出合ったのが、ものすごくちょうどいいサイズのバッグ。

CaBas(キャバ)のN°33 Bowler bagのSサイズです。一見シンプルなコットンバッグですが、使われているのは柔道着と同じ、刺し子ファブリック。持ち手の部分も道着の帯と同じなんです。

手に取れば、とても丈夫で上質だと分かります。愛知県の三河で100年近く続いている、刺し子織りの老舗工房「タネイ」で作られた生地です。日本の伝統技術にこだわりを持って生み出されたからでしょうか。そのモダンな佇まいは実に奥深さがあり、ある種の説得力を感じます。

内側もしっかりした作り。マチが広いので、Sサイズにしてはキャパが大きいです。長財布や単行本は余裕だし、雑誌はちょっとハミ出るけど、SPUR1冊分ならなんとか。帰りにコンビニで500mlのペットボトルを買い足しても、十分収まります。

それでいて、見た目はちゃんとコンパクトサイズなのが素晴らしいんです。私、身長が156㎝と小柄なもので、縦長のエコバッグは手提げすると地面に擦ってしまうことが多いんですよ。かといって肘にかけても、ブラブラ揺れてきまりが悪い。でもこの横長のボストンタイプなら、体にピタっと寄り添ってくれます。だから持ち歩いていてもストレスフリー。そこが一番のお気に入りです。今まであまり気にしたことなかったのですが、バッグと体型のサイズバランスって意外と重要なのかも。

というわけでこのCaBasのバッグ、ひとりランチに大活躍です。ただしもちろん、ランチ専用なんて贅沢な使い方はしていません。休日のちょっとしたお出かけにも愛用中。これからの季節にマッチするエクリュカラーを選んだのは、実はそのためなんです。

“エディターHAYASHI”

エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと長いベースソロが好物。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。