毎年このくらいの時期になると、日々強くなる紫外線に戦々恐々としていました。けれど今年は違います。いやむしろ、本格的な夏が待ち遠しいくらいです。その理由がこれ。その名も「サンバリア100」というブランドの折りたたみ日傘です。
高校生の時は日焼け止めもロクに塗らず真っ黒になってテニスの練習に明け暮れており(日焼け=努力の証)、大人になってからも日傘はエレガントなマダムのもの、という非常に勝手な思い込みがありました。けれど寄る年波のせいでしょうか、真夏の太陽光線浴びたときの疲労感がすごい。日焼け止めだけでは生体組織へのダメージが防御できなくなってきました。去年、もう限界だ!と必死になって日傘について調べ、行き着いたのが「サンバリア100」。悲しいことに8月の時点では既に欲しい折りたたみ傘は全て入荷待ち&入荷予定も未定。歯を食いしばって耐え忍び、今年手に入れることができました。人気の理由はこの日傘が紫外線どころか、赤外線、可視光線も100%カットできる、というところ。そんな機能を誇る日傘は稀有なんです。
実際に傘を差してみると、なるほど、それだけでなんだかすーっと涼しくなる。特に目へのダメージが少ない。いかに目が紫外線を浴びていたのかがよく分かります。何より日傘を差しているだけで体がらく。まだ梅雨前の日差しですが、猛暑予報が出ている今夏、どんな威力を発揮してくれるか今からワクワクしています。むしろ「夏よ、早よ来いや~!」と脳内で高田延彦が親指たててのけぞりながら叫んでるくらい攻めの気持ちです。
そんな風に調子にのっていた最近、「人が生涯で浴びる紫外線量は10代で決まる。そしてそのダメージは数十年後に肌に出る」と美容業界で耳にし、膝から崩れ落ちました。当時は今みたいにいい日焼け止めなんてなかった。むしろ塗ったほうが肌に悪い説も出るくらい塗り心地が悪くて避けてたんだよなあ。さらに小中学生の頃なんて「日焼け止めなんて塗らないほうが粋! 日焼けしている人のほうがイカしてる!」みたいな空気感があった(ガングロギャルとはまた別の価値観です)。あの独特な昭和の田舎カルチャーはなんだったんだろう。今すぐ20数年前の自分にそっと日傘と日焼け止めを差し出したい・・・・・・。
主に美容担当。山登りなど自然に触れることが好き。最近は健康とかインナービューティとかいう言葉にめっぽう弱くなりました。