AYAKOさんとヒルマの出会いについて。
「ムンクの美術館に行きたくて、ノルウェーに行ったんですね。美術館以外にも、フィヨルドの海や霞の写真など、いろんな風景写真も撮りました。最終日に画家の本を買って帰ろうと思い、書店で北欧の画家の本を全部見せて欲しいと言ったんです。そこで店員に、ヒルマ・アフ・クリントという女流画家がいてちょうど今、郊外で彼女のエキシビションをやっているから絶対見に行った方がいいと言われて」
「あぁこの画家が以前、ベルリンの友達から聞いたアーティストだと分かったんです。でも結局、帰りの飛行機に間に合わないので観に行けませんでした。その後、思いが募って、実際に観なければいけないと。スウェーデンの近代美術館に作品があると書いてあったので、スウェーデンに行くことなったのですが、その途中のパリで問い合わせた財団の方に、すべての作品はロンドンにあると言われて。そこでロンドンに行きました」
「実際の作品を観たときはその大きさにびっくりしました。大きいというのはウェブサイトを見てわかっていたけど、実際に10枚の作品がひとつの部屋に並んでいるのを見て、衝撃を受けたんです。椅子にずっと座って観ていて、その後違うセクションの作品を観に行ったのですが、また戻ったりして、長い間観ていましたね……」
このときの感動が、１月６日、つまり明後日発売になるADDICTIONの新コレクションにぎゅっと込められています。詳しいストーリーはぜひ発売中SPUR２月号p.180～「ADDICTION フラワー・エボリューション」特集をご覧ください。
エディターIGARASHI
おしゃれスナップ、モデル連載コラム、美容専門誌などを経て現職。
趣味は相撲観戦、SPURおやつ部員。
