2017.02.03

おいしい益子旅

先日、栃木県・益子市に訪れる機会がありました。以前、はじめて陶器市で足を運んで以来。そのときは混み合っていてゆっくり足を伸ばせなかった分、今回は行ってみたかったショップを巡る旅に。この日は、陽射しが暖かく、散歩にはぴったり。てくてく歩きつつまずは老舗和菓子屋「赤羽まんぢう本舗」へ。


陶器市のメインストリートとなる、城内坂通りをくだったところにあります。陳列されていた和菓子はどれも良心価格で、たまらず買い込みました。ぎっしりつまったあんこも魅力ですが、私はふかふかした皮に夢中。またふかふかしたい。小腹を満たしたところで、そのはす向かいにある「内町工場」へ。日本の古道具や家具、古本、雑貨まで趣ある品々が肩を寄せ合うように並んでいました。数は多いですが、不思議と雑多な印象を受けない。じっくりひとつひとつを見ていったら、半日はいられそう。こちらは残念ながら、写真を撮り忘れました。

そしてお腹も空いてきたところで、ランチを。少し車を転がし細い山道を抜け、森の中にあるカフェ「猫車」へ。緑に埋もれるように、一軒の古民家が建っています。靴を脱いであがると、大きい窓から光が射す開放的な空間が広がってました。ぬくもりある木の家具にも光が当たっていて、なんというか、幸福を絵にしたらこうなるかな……という感じです。祖母の家を思い出す傾斜のある階段から上がった2階でも食事ができ、なんだか親戚の家に遊びにきたような気分。テラスも広いので、外でご飯をしてもいいですね。




私はビーフシチューをオーダー。具も大きく、食べごたえもしっかり。人懐っこい猫ちゃんもいて、ゆったり癒やされすぎて現実に戻れないほどでした。

最後に訪れたのは、益子といえばの雑貨店「starnet」。心地よい素材の洋服や美しい器、革小物などの雑貨に加えて、新鮮な野菜や卵も。自然の恵みをそのままかたちにしたようなラインナップは、どれも丁寧なものづくりの軌跡が感じられます。こんなものに囲まれたらきっと穏やかに素敵に暮らせるでしょう、と思いを馳せた時間でした。その後は、併設されたカフェで一息。こちらも美味しかった……。

というわけで、振り返るとひたすらに食べてばかりだった、益子の旅。都内からゆるゆる電車に揺られれば、驚くほどすぐに到着します。日曜日の小旅行として、また訪れたい。

エディターSAKURABAプロフィール画像
エディターSAKURABA

好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。

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