長らく我が家の懸案事項となっていたのが「炊飯器どうするか問題」。私は普段はだいたいル・クルーゼで鍋炊き派なんですが、タイマー炊飯したい日もあるし、家族は鍋炊きはできない。ということで、だいぶ前にもらったひとり暮らしの学生用みたいな炊飯器を持ち続けていたのです。でもまあ、やはりそれで炊いたご飯の味はそれなり……いい炊飯器欲しいけど、でも10万円超えとか無理じゃない？ 結局鍋で炊けるっちゃ炊けるし……とモヤモヤしていたところに、ある日入ってきたのが「バルミューダが炊飯器を出す」というニュース。調べてみると、全く新しい二重釜構造で、蒸気で炊き上げる粒の立ったごはん、とな……気になる。何しろバルミューダさんだけあって、デザインがよろしいわけですよ。これ、いっちゃう!? いっちゃう!? というわけで、軽々しくネット予約したのが1月のこと。待つこと約2ヶ月、先日ついにその「バルミューダ ザ・ゴハン」がやってきました！
他の炊飯器と違うところは、ごはんを炊く釜の外側にもうひとつ釜があること。内釜と外釜の間に水を入れて加熱することで、蒸気の力でごはんがおいしく炊き上がるんだそうです。使ってみての感想は、ごはんの炊き上がりはもっちりというよりはしゃっきりというイメージ。「卵かけご飯やカレーに合う」というの、すごくわかります。炊きたてはもちろん美味しいのですが、びっくりしたのがこれで炊いたお米でおにぎりを作ったとき。時間がたったごはんが！めちゃくちゃうまいのです！ 思わず塩むすびを何個もいってしまいました。
注意したいのは、この炊飯器、保温機能がないということ。「保温機能はどうしても味が落ちる」ということで、省いたとのこと。思い切った選択ですよね。あと、３合炊きだから、中高生男子がいるような家には少し容量が足りないかも。
この削ぎ落とした機能と炊き上がり、正直万人におすすめとはいえないと思います。ただ、ハマる人には本当にハマる。かためのしゃっきりごはんが好きな人（私はべちゃべちゃごはんが何よりもキライなのです）、毎日お弁当作りをする人、炊き上がりを冷凍保存したりすることに抵抗がない人には全力でリコメンドしたいです！
ミニマリストに憧れながらも、己の物欲と食欲から逃れられません。好物は生ビールと生牡蠣と生肉、そして大きなイヤリング。
