最近ずっと聴いているアルバムがあります。それがこの蓮沼執太さんとU-zhaanさんがコラボレーションした「2 Tone」。
音楽家・作曲家である蓮沼さんと、タブラ奏者のU-zhaanさん。さらに制作陣にはあの坂本龍一氏やアート・リンゼイ氏などが名を連ねています。インドと日本、古典と現代とを自由に横断するように多彩な曲が目白押し。私はこのアルバムを部屋で流しながら(なぜか)掃除するのが好きなのですが、見慣れた自室でもタブラや楽器のすーっとする音色に導かれて心は一気に異次元へ。美しい余韻と浮遊感が漂うアルバムだなと思っています。蓮沼さんの風が抜けるようなボーカルがのせられた「Dryer」も好きですし、より電子音がミニマルで硬質な印象の「Lal feat.Ryuichi Sakamoto」も、U-zhaanさんによる5つのタブラ演奏のみで構成されている「Music for Five Tablas」も静かながら圧巻。イヤホンで聞くとひとつひとつの音の粒が異なって聞こえそれもまた良いのです!感覚的な感想ばかりで恐縮なのですが。
このアルバム、実は3ヶ月ほど前に発売されたのですが、5月15日にリリース記念イベントがあり、ひっそりとこちらもお邪魔しました。なんと、ライブの最中にヨガの時間が設けられたり、蓮沼さんとU-zhaanさんの軽快なトークで笑いが絶えない時間でした。渋谷のど真ん中ということを忘れるくらい、どこか違う世界にいるかのような多幸感に溢れた一時でした。本当に楽しかった! アルバムと同じように、ここじゃないどこかに連れていってもらえた貴重な機会でした。
好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。