2017.09.14

マイ・ファースト浴衣

ついに、ついに。今年は浴衣をはじめて仕立てたんです。いつかは……ときっかけを掴めずにいましたが、先日浴衣のご飯会に誘ってもらったことで「今だ!」と。意気揚々と訪れたのは、アンティークモール銀座に居を構える呉服店「SUZUKI」。店内にずらりと並んだ反物をいざ前にすると、胸の高鳴りが抑えられません。レトロでチャーミングな柄もかわいいし、シックな古典柄もやっぱり素敵。赤も緑も素敵、でもこの文様も……と得意の優柔不断を発揮しつつ(笑)最終的にこちらに決めました。オーセンティックなとんぼ小紋です。

ちいさなとんぼが飛び交う江戸小紋。夏も締めくくられようとしている今、季節終わりには秋らしい柄もおすすめ、という言葉も後押しとなりました。浴衣はおばあちゃんになっても着られる古典柄、帯や帯留めによってそのときの気分や年齢に合わせていくのも素敵だなと。ということで、ファースト浴衣に合わせる帯は華やかな一本を直感で選びました。

リバーシブルで使えます。さらにヴィンテージのボーンの鳥の帯留めも購入して、ほくほくした気持ちで帰宅。そしてつい先日、くだんの浴衣ご飯会が催されました。実は浴衣はいつも人に着付けてもらっていたので、今回は自力で挑戦してみることに。Youtube横目に四苦八苦しつつなんとか無事にご飯会へと向かうことができました。



到底うまく着付けられたとはいえないのですが、それによりもっと練習したい!というやる気が湧きました。この一歩がなければしばらく浴衣を遠ざけてしまっていたでしょう。帯や帯締めを選ぶことは、洋服のスタイリングのようで本当に楽しかった。また、可愛いなと思って買ったものの日の目を見ずにいたちいさなバッグにも出番が。ピンク好きが如実に表れておりますね……。

左は台湾のお土産、右はヴィンテージショップで購入
左は台湾のお土産、右はヴィンテージショップで購入

来年はこの浴衣で必ず花火大会へ! 次の夏がすでに楽しみです。おばあちゃんになるまで絶対に着続ける、大事な一着となりました。

エディターSAKURABAプロフィール画像
エディターSAKURABA

好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。

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