2017.10.12

結婚の記念に、世界でひとつの宝箱を

SPURに「仕事をつくるおんな」という連載があります。独立したひと、起業したひと、働き方を変えたひと……自分で自分の仕事をつくった女性にお話を聞くというページなのですが、そのインタビューを担当してくれているライターの梶山ひろみさんが、最近「quilt」というプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクト、すごくいいんですよ。特に結婚を控えた人に、是非知ってもらいたい!

オリジナルのボックスの中に、夫・妻・ふたり、それぞれの人生や思いをつづった冊子計3冊、ふたりの年表、写真データが入っています。
オリジナルのボックスの中に、夫・妻・ふたり、それぞれの人生や思いをつづった冊子計3冊、ふたりの年表ポスターが入っています。

「quilt」は、“ふたりの想いを縫い合わせる”プロジェクト。カップルであるふたりがそれぞれ歩んできた人生や、考えていることを、プロのライターである梶山さんと、フォトグラファーの岩本良介さん(ちなみにおふたりもご夫婦!)がブックレットという形にまとめてくれます。それぞれの今までを振り返るインタビューに、二人の出会いや考えていることをまとめたインタビュー。計3冊の冊子と、ふたりの歩みを年表にしたポスターがボックスにおさめられて届きます。

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今の想い、今の姿をかたちにして残しておけること。それって結構貴重なことなんじゃないかと思うのです。
今の想い、今の姿をかたちにして残しておけること。それって結構貴重なことなんじゃないかと思うのです。

「インタビューを受けるという経験が、もっと身近だったらいいのに」というのが、梶山さんがこのプロジェクトを立ち上げようと決めた最初の理由だったそう。これ、わかります。普段は取材をする側の人間のため、インタビューを受けたことは数えることしかないのですが、質問されてその答えを考えることで、ぼんやりしていた自分という人間がくっきりはっきりしてきたという経験が、私にもあります。

変わらない人間はいないし、年月とともに夫婦の関係だって変化していくはず。寄り添ったり、たまには離れたりしながら続いていく日々、「くそー!」とか、「もうだめだ」とか思う夜もあると思います。でもそういう時に、結婚を決めた「今、この時」の自分たちが写真と文章で残っていることが、大きな助けになるんじゃないかと思うのです。

個人的にはもちろん結婚を控えたカップルに大おすすめですが、梶山さんいわく「入籍、挙式、周年記念日、妊娠、出産、転職、引越し、子供が成人した、還暦を迎えた……など、ふたりの節目にはもちろん、子どもから両親へ、両親から子どもへのギフトとしても使っていただけたらなぁと考えています」とのこと。あ、ちなみにとっても笑顔が素敵な朗らかなご夫婦なので、写真撮影もインタビューも緊張せずに受けられると思いますよ!

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エディターOKUDA

ミニマリストに憧れながらも、己の物欲と食欲から逃れられません。好物は生ビールと生牡蠣と生肉、そして大きなイヤリング。