特別な日のハイヒール

クリスマスが過ぎてゆく～～～。ホリデーシーズン好きとしては一抹の寂しさを感じつつ、まだおろしていない靴の話を。

街が浮き立つ12月にだけ真っ赤なラメのスリッポンを履いていた学生時代。女子会やらパーティなどに無縁だった地味な私は、ワクワクする気持ちを足もとで爆発させていました。さすがに今は履けなくなったので、特別な気持ちになれる靴を新調したいと思うこと数年。

SPUR1月号で「特別な日のハイヒール」企画を担当したんです。どんなときもヒール靴を美しく履いているスタイリスト、仙波レナさんに教えを乞いつつ、さまざまなブランドを試着してみました。結果、自分の足に一番フィットしたのがシューズ界のレジェンド、マノロ ブラニク様でした。高ヒールを感じさせない安定感がピカイチ！　ハイヒールへの苦手意識がみるみる消えていき、これはいい！と感動したんです。そこに追い打ちをかけるかのように、23日から公開している『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』ですよ。ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で有名になったセレブシューズという印象でしたが、彼の生い立ち、クリエーションへの取り組み、人間関係など初めて知ることが全部面白かった！　彼の才能を見抜いたのがダイアナ・ヴリーランドというのもモードないい話。

今こそ、マイ・ファースト・マノロが欲しい～～～。その欲望を握りしめ、新作の中で一番気に入った、旬なベルベットが艶めかしいサンダルを手に入れました！　裏張りをして戻ってきた一足です。シックなパープルです。真っ赤なラメ時代から考えると、大人になったな～と感慨もひとしお。と、耽っているうちに、肝心なクリスマスが終わってしまいそうです……

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