すし職人の作る最強バーガー

 先週末、中目黒にある噂のフィッシュバーガー専門店「デリファシャス」に行ってきました。あえてピーク時を避けて16時頃を狙ったのですが、それでもやっぱり店の前には行列が。寒風に耐える待ち時間は辛かったものの、衰えぬ人気っぷりを見ると食欲は一気に急上昇しました。ところでフィッシュバーガー専門の理由は、店をプロデュースした工藤慎也さんが、元すし職人だから。しかもミシュラン2つ星を獲得した名店「銀座 青空」で経験を積んだ方というから、期待はさらに膨らみます。

 私が鼻息荒くオーダーしたのは、季節の魚を使った、西京焼きの最強バーガー+パクチーのトッピング(こういうオヤジギャグにはめっぽう弱いもので……)。出てきたボリュームたっぷりのフォルムは、確かに最強でした。

肝心の味ですが、西京焼きなので魚は少し甘めの味噌漬け。そこにきんぴらごぼうも入っていて、これはもしや、よくある和風バーガー? と思いきや、いやいや全然違うんです。ソースはチーズ入りのまろやかな味わい。洋風テイストもしっかりミックスされていて、折衷的な旨味が口いっぱいに広がります。トッピングのパクチーとの相性も、これまた素晴らしい! さらに、付け合わせのガリと、ダシの効いた和風サラダが良い脇役となって、最強というかもう最高〜っ! と言いたくなる美味しさです。これがすし職人のなせる技か〜、と思わずうなりながら、最後にコロナビールを流し込んでシメました。

 ちなみに一緒に行った友人は、メインメニューの昆布〆バーガーを食べていましたが、個人的には最強バーガーのひと筋縄ではいかない味の方が好みでした。あと、勝手に板前のような人を想像して行ったのですが、スタッフのお兄さんたちは全員スケーター風でした。決して愛想が良いとは言えませんが、嫌な感じも一切ありません。いずれにしても、これは並んででも食べる価値のある絶品バーガーです。

“エディターHAYASHI”

エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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