2018.03.01

バロックパールは、冬の終わりの救世主

冬服にいいかげん飽き飽きしているのは、私だけでしょうか? 考えてみれば、ニットを着始めたのを11月とすると、すでに4か月、冬服のローテーションをしていることになります。もちろん、シーズン立ち上がりやセール時期に新しいアイテムを投入することで、ファッションを楽しんではきましたが、それでもまだ冬服を着なければならないほど寒い日もある。でももう冬服は買い足したくない(というか売っていない)。そんなジレンマに陥っている私の最近の救世主がこのR.ALAGANのバロックパールのピアスです。

セリーヌやミュウミュウからパールブームやバロックパールブームは始まりましたが、目移りしているうちに正直どういうデザインのものをつけたいかわからなくなって、ブームのはじめの頃はちょっと思考停止していました。が、秋冬の変わり映えしない服(しかも色は地味)を毎日着ている今、急に「存在感のあるバロックパールが私の顔まわりには必要だ!」と覚醒しました。というわけで、出会ったのがこのピアス。コンテンポラリーなデザインを得意とするR.ALAGANらしく、ブラックオニキスのワンポイントにシルバーのキャッチ、というシンプルな仕立て。そして、まじまじと見ていて気が付いたのですが、R.ALAGANのバロックパールはなんだか丸い球体のパールが真珠色の袋の中に隠れているような、丸みのある形をしています(デザイナーさんのチョイスとタイミングにもよると思いますが)。バロックパールというと、楕円形などいびつで「丸くない」というイメージだったのですが、この自然な形の中に珠が隠されているような有機的なフォルムがとても素敵。想像通り、耳元につけたら地味色服で沈みがちな顔色をパッと明るく、そしてモダンにイメージチェンジしてくれました。まだまだ寒さが続くなか、「服が買えないなら、ジュエリーを買えばいいじゃない」という危険なささやきが脳内で聞こえてくる冬の終わりです。

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エディターTOTOKI

ファッションと占い担当。おしゃれは我慢、ができないので、着心地重視。休みの日は、大体インテリアのことを考えています。