PRADAのジェムジュエリーを”ビビビ買い”

かつて、松田聖子さんが結婚記者会見の時に、相手の方と「初めて会った時にビビビッと来た」というような趣旨の発言をされて、当時「ビビビ婚」なる言葉が流行ったのですが、今ならその気持ち、わかります。相手はジェムジュエリーですけれど。

ミラノへ出張に行った際に、ふらりと立ち寄ったPRADAのショップで出会いは突然やってきました。後輩が小さい財布を買いたい、ということであれこれ物色している間に、私はぼんやりとアクセサリーコーナーを眺めていたのですが、このジャガーとシトリンの少しミステリアスなデザインのペンダントを見たときに「ビビビ」と衝撃が走りました。ヴィンテージ調のニュアンスもまさにタイプ。吸い寄せられるように手に取り、店員の方に「試着させてください……」とお願いして鏡をみていたら、背後からベテランジャーナリストの方が「あら、なんだかジャガーに守られているみたいよ!」なんて間髪いれず気分を盛り上げてくださったのもの手伝って、即決してしまいました。しかも、最後の1点でした。

「今季のファッション予算が限界……」、とか、「もうちょっとよく考えたら?」という声が頭の中にこだましたのですが、「そうだ、このジュエリーはお守りなのかも! そして最後の1点を手にするなんて、これはまさに運命!」などという自分的ジンクスを買い物の言い訳にして(これ、よくやります)、ひと目惚れの勢いに任せて買ってしまいました。

最近は買い物をする際には「今買って、何年くらい着ればモトとれるかな~?」なんていう一生もの計算をすることもあるのですが、意外にこういうビビビ買いのものこそ、一生を通じて自分のスタイルに寄り添ってくれるものになるのかもしれません

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エディターASADA

主に美容担当。山登りなど自然に触れることが好き。最近は健康とかインナービューティとかいう言葉にめっぽう弱くなりました。

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