2018.04.13

「寝ても寝ても疲れが取れない」から脱出した快眠グッズ

寝ても寝ても疲れが取れない。その長年の悩みから最近抜け出したんです。

日頃の私は、大事な撮影の前夜をのぞけば、わりとすぐ眠れるタイプ。にもかかわらず、翌朝は疲労感が残り、眠った感じがしないことが長い間当たり前になっていました。入浴剤やマットレス、音楽など、快眠グッズに手を出しても、すっきり目覚めるという境地には至らず。

ところが、思いがけないところから改善の策は見つかったのです。それがこの口閉じテープ。使い始めた理由は快眠とはまったく関係なく、歯並びのため。親知らずを抜いたころから何故か前歯が出てきたのが気になっていて、ドラッグストアで手ごろな口閉じテープを購入しました。「口あけて寝ると、出っ歯になるわよ」と幼いころ母に絆創膏を貼られた(そして子供だったので、嫌ですぐ剥がしていた)のを思い出したのです。

貼って寝た翌朝、目が覚めてびっくり。とにかく体が軽い。もう何年も忘れていたレベルで軽い。しかも喉が潤って、心身ともにリラックスしている。これが、「すっきり目覚める」ということではないか、とにわかには信じがたい気持ちでした。

振り返って考えると、それまでは目が覚めた時に口がカラカラに乾いていて、身体的にも心理的にも、何かから逃走していたような緊張とこわばりがあったんです。それは、口呼吸のせいだったんだとテープのおかげで思い知りました(商品パッケージにはちゃんと「鼻呼吸の補助に」と書いてあるのですが、前歯のことで頭がいっぱいで、実際に使うまでそこに思い至らず…)。

粘着力はソフトで剥がす時も痛くなく、でも夜中に剥がれないくらいの絶妙な力加減に計算されています。シンプルだけど、うまくできてるなぁと感心しきり。使っていて息苦しくなったことはありませんが、万一気になったら、すぐ剥がすことができるソフトさです。

副次的メリットとしては、シールを貼ったら寝るしかない、と思えること。だらだらスマホをいじったり、うっかり飲食したりする気持ちが抑えられて(ズボラなので剥がすのが面倒)、さくっと寝るようになりました。

口呼吸から鼻呼吸になったおかげかこの冬は風邪もひかず、うん年ぶりの快適な朝に満足しています。

 

 

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エディターIWAHANA

日々、モード修行中。メンズとレディースを行ったり来たりしています。書籍担当。どうぞよろしくお願いします。