海のなかをどこまでも続く電信柱。この不思議な絶景が見られるのは、木更津の江川海岸。発売中の7月号「Happy Rainy Days」特集のロケ撮影にご協力いただきました。
好条件の日には、遠浅の静かな海に周囲の景色が映ることから、「天空の鏡」と名高いボリビアのウユニ塩湖に例えられることも。インスタグラムで有名になった絶景ポイントですが、今の季節、近くで潮干狩りができるのです。
電柱の列は、海岸にある江川漁業協同組合の干狩りの駐車場から沖合に向かって並んでいます。そもそも沖にあるアサリの密漁を監視する小屋のために、この電柱が建てられたのだそう。アサリが生んだ絶景だったんですね。
撮影中も、快晴の空の下、潮干狩りをする家族連れやカップルの楽しそうな姿が見えました。うらやましい。絶対ハズさないアサリの酒蒸しか、アレンジしてバター蒸しという手も捨てがたいと、仕事中なのに妄想がぐるぐる。お味噌汁もおいしいですよね。
潮干狩りができる日は、江川漁業協同組合のサイトで確認できます。また電柱が立っているエリアは危険があり立入禁止なのでご注意を。
ちなみに、電柱が水面に反射する幻想的な写真を狙うなら、波が穏やかな朝凪、または夕凪タイムがオススメ。潮の満ち引きで表情がガラリとかわり、潮がひくと地面が現れます。
エディターIWAHANA
日々、モード修行中。メンズとレディースを行ったり来たりしています。書籍担当。どうぞよろしくお願いします。