2018.07.28

初めてのセリーヌのバッグの話

 この夏、私のボーナスはこちらのバッグに消えました。セリーヌの「ソフト キューブ スモール」です。
 あれは4月のとある週末。久々に大学の友人と銀ぶらしたんです。フィービー・ファイロが去るなんて悲しい、と語り合いながらGINZA SIXのセリーヌを訪れたところ、この子が目に飛び込んできました。コロンとしたスクエアの形に、60年代のフランス映画にでてきそうなギンガムチェックがなんともキュート! 「ラゲージ」を筆頭に、「トリオ」や「クラシック」など、様々な名品を世に送り出してきたセリーヌですが、「ソフト キューブ」はアイコニックなものではないからこそ、マイ・セリーヌと呼びたくなるような控えめな佇まいも気に入りました。A4なんて入りません。でも、ほどほどにマチはある。仕事にもなんとか使えそう、と買いたい気持ちがムクムクと。好みを熟知している友人ですから「買いなよ~~! 絶対似合うよ~~!」と適当に背中を押してくる、押してくる。とはいえ、20万円弱…。今すぐ買えないとその日は断念。
 それからというもの、(品数が一番多いということで)定期的に表参道店をチェック。セールになるのをひたすら待つ日々が続きます。そして、セール初日! 実は会社を抜け出して、こっそりお店に買いに行ったんですよ。そしたら、なんと、「バッグはセールになりません」とのことで……。なんだか悔しいので、ポイントカードを持っている百貨店の店舗に在庫があるかをチェックして、翌日ダッシュで買いに行きました。

 紆余曲折ありましたが、無事に手もとにやってきた、マイ・ファースト・セリーヌ・バッグであります! 気になるその実用性ですが、こんなに入れてもまだ余裕です! 長財布も、文庫本も、ポーチもすっぽり入りました。仕事用ノートはB6サイズにリニューアル。A4の資料はサブバッグを持つか、二つ折りにしてノートに挟めばなんとかなります。見た目以上の収納力とカジュアルシックなデザインに心酔しております。出社する足どりも、最近は軽やかです。

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エディターKINUGASAプロフィール画像
エディターKINUGASA

顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。

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