先日、学生時代の友人から突然手紙が届きました。封を開けると、暑中見舞いのあいさつ、その日の食事内容や天気、観た映画の感想など、自由気ままに日常を記した便箋と共に、彼女が撮影した写真が入っており、直接会って話を聞くのとはまた違う面白さにジーンと感動してしまいました。SNSやメールで連絡を取り合うことがほとんどなので、友人が書く文字を見るのは久々だったからかもしれません。直筆の文字を見る機会が減ってしまったのは少し寂しいですね。ということで、改めて手紙の魅力を思い出させてくれた友人に早速返事を出すため、レターセットを探したところ、私的にヒットしたのがこちら。
日本橋 榛原の「色ふちレターセット」です。素材はすべて白和紙。ザラっとした感触、特有の温もり、ついつい触ってしまう心地の良さです。パッと目を引く鮮やかな「色ふち」は手刷りで一枚一枚丁寧に色をのせているため、ふちの幅や色の出方やかすれなどがそれぞれ異なっていて良い味が出ています。色ふち以外の装飾は特にない潔いシンプルなデザインが素敵です。私は夏らしくエネルギッシュな赤と涼しげな青をチョイスしました。他に橙と緑があるので、季節や気分、手紙を送る相手のイメージに合わせて色を選んでも良いですね。便箋は罫線が無いタイプのものなので、好きな文字の大きさ、文量で自由に手紙を楽しむことが出来そうです。ちょっとした絵なども描けそうですね。和紙のレターセットと聞くと「書きにくそう…」と思われるかもしれませんが、やや厚手につくられた便箋は、しっかりペンを受け止めてくれるので、するすると書けます。ご心配なく!
美しいレターセットを前にすると、自然と気持ちがシャキッとして、背筋が伸びるような心地になります。手紙を送る相手のことを考えながら、レターセットを選び、返事を書くという時間を生活に取り入れていきたいなと思いました。暑中見舞いには遅いですが、何もない日に突如、友人や家族に近況報告の手紙を送るのも良いかもしれないですね。
ファッションとビューティ担当。K-POPを始めとする韓国カルチャーにお熱。茶碗蒸しと無花果の香りが好き。
実家で暮らす柴犬が親友です。