家族が寝静まった日曜深夜に、観始めてしまいました。『好きだった君へのラブレター』!
胸キュンしすぎて、私の中の17歳が騒いでおります。
8月17日に配信がスタートしたNetflixのオリジナル作品です。日本上陸したての頃は、ハードボイルドでシリアスなコンテンツが刺激的でしたが、ちょっと飽きていた今日この頃。久々に観たオリジナルには大好物の青春ロマンティック要素がつまっていて、もう、最高!
ちなみに、80年代に学園ロマコメの礎を築いたジョン・ヒューズへのオマージュも散りばめられていて、ときめかずにはいられません!
恋愛小説が好きで、妄想ばかりしていた女子高生のララ・ジーン(Lena Condor)。男の子に片思いするたび、出すつもりのないラブレターを書いていました。それらがひょんなことから彼らの手元に渡ってしまい、大ピンチ! と、まあストーリーはありふれたヤングアダルト的展開ですが、主人公がアジア系だったり、親がシングルだったり、動画流出事件など、今っぽくアレンジが効いています。全米で1位を獲得した映画『クレイジー・リッチ!』(原題は『CRAZY RICH ASIANS』)もそうですが、ステレオタイプの枠を超えて、アジア系キャストが主役のロマコメが楽しめる時代がついにやってきました。萩原麻理さんの「ファンガールの映画日記」でも書かれているように、「ロマコメ新時代の幕開け」に私も同意です‼
特に気に入っているのが、ロマンティック・リードが最初から完璧な王子様ではなく、途中まで、え、誰が相手役なの?と混乱してしまいつつも、観終わるころには、きちんと彼の魅力が伝わる作りになっていて、はぁ、うまくいって良かった!と幸せな気持ちにさせてくれるところ。ありふれたストーリーだからこそ、キャラクターの描き方って大事です。監督はスーザン・ジョンソン。彼女の劇場公開作『マイ・プレシャス・リスト』(10月20日より)にも期待しています。
いやあ、良質なロマコメはブルーマンデーを吹き飛ばしてくれますね~。
顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。