2018.12.03

メガネは人生の一部です

普段ほとんど病院に行くことがないくらい健康体なのですが、先月2回も眼科に行きました。1回目の原因は飛蚊症が悪化しているような気がして。検査の結果特に問題なしと言われ安心していましたが、その一週間後に仕事をしていたら涙がとまならなくなり、コンタクトを入れていられない状態になったのでまた眼科に行くと今度はドライアイと診断。乱視のド近眼なので普段コンタクト頼みで、眼鏡は家の中で使う用の弱いもののみ(作ったのも6年前くらい)。お医者さんからコンタクトをしばらくしないようにと言われて焦った上に、ついでにおしゃれなフレームで普段使いできるものがこの際欲しい!と欲を出して行ったのはおしゃれアイウェア専門店。が、出来上がった眼鏡、確かに前のものよりも文字などはよく見えるのですが、歩いているときの街中での遠近感が変な感じで、しかも見えすぎる!というほどクリアに物が見えているわけではない。そして一日かけていると頭痛と肩こりが激しすぎて首をまわしただけでボキボキと音が鳴り、眉間には針をさしたような痛みが。ちゃんと検眼して度数を合わせたはずなのになんでだろう??と落ち込んでいたところ、偶然この本をみつけました。『視力を下げて体を整える魔法のメガネ屋の秘密』(著:早川さや香・監修:眼鏡のとよふく/集英社)。

いやいや、ほんと、私バカでした。こんなに目が悪いのに、今回眼鏡を買うときに一番重視したのがおしゃれさだったということもそうですが、自分の視力にはこのレンズ、って具合に単純に眼鏡のレンズってできていないんですね。本の序文では、著者の早川さや香さんが今の私の悩みとまったく同じ状況があったこと、そしてそんな時に千葉県に「魔法のメガネ屋」と呼ばれるお店の話をきいて行ったみたら「世界が3Dになった」こと、が書かれています。もうこの序文だけで、この「眼鏡のとよふく」さんに行きたい。人の「見る」チカラを取り戻す、という信念のもとに眼鏡の調整をされているとよふくさんは、一回の検眼に2時間ちかくかけるというこだわりがあり、その仕上がりの評判から予約が現在集中しているそう。この本には、その4代にわたり培った検眼技術についても書かれていて、とにかくこのお店に行かねば!という気になるのですが、そのほかに眼のメカニズムや眼鏡とコンタクトの長短について、そして回復法や食事についてまで解説が。体のほかの部位の不調のようにはっきりしたことが説明しづらい眼の問題を、「そうそう、こういうこと誰も教えてくれなかった!」という具合に掘り下げていることに感心しきりです。眼鏡でおしゃれを楽しむためにも、まずは眼の健康のことを考えねば、と気づかせてくれた一冊です。

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エディターTOTOKI

ファッションと占い担当。おしゃれは我慢、ができないので、着心地重視。休みの日は、大体インテリアのことを考えています。

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