それはもう「ははーっ」と跪きたくなるほどの衝撃でした。
ただいまNYコレクション取材3日目です。初日はNYの朝10時台に着く便で、ホテルに荷物を預けたらそのまま取材に出かけなければならないスケジュールでした。機内で寝ようにも日本時間の日中に飛んでいるためショートスリープのみ。気合いで乗り切るしかないと半ば自分の顔などどうでもいいか〜と諦めかけていました。ところが、着陸体制に入る間際、機内のトイレに写る肌を見たら……。「めっちゃ潤ってる!毛穴がしぼんだりたるんだりして細長くなるどころか、ぷっくりしていて、なんだこりゃ!」と。
そういえば、最初の機内食が出た後にトイレで、シャネルの「サブリマージュラブリューム」という美容液ミストを顔にふりかけたのを思い出しました。出発前に美容オタクの編集長が「これいいよ」と渡してくれたこの一本。サブリマージュといえば最高級スキンケアのラインですから、なかなか自分で手が出るものではありません。しかも、美容に疎いため、その効果も何もわからないまま機内用ポーチに入れていたんです。ちょっと乾燥したな〜くらいの気持ちでシュッとかけただけでした。それが、これほどの威力があるとは、さすがですシャネル様! マダガスカル島に自生するヴァニラ プラニフォリアの成分を抽出したミストは、”肌に贅沢な潤いを与え、いきいきと輝く肌を保ちます”とは商品紹介の一部ですが、この説明以上の効果だと思っています。
ホテルについて鏡を見ても、洗顔後のスキンケアを済ませた後のようなぷっくり感が持続! さっと着替えて、超ポジティブな気持ちで取材に向かうことができました。ファッションでもそうですが、美容でも「高いものには理由がある」のですね。
顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。