2018.11.15

ニューヨークの可愛い書店「ブックス・アー・マジック」

文筆家の山崎まどかさんは、可愛い書店の目利きでもあります。今年の新年会で、ブルックリンに素敵な独立系ブックストアができたと聞いて以来、チャンスがあれば行ってみたいと思っていた「ブックス・アー・マジック」。ついに、行って来ました! まずはこのインスタ映えウォールアートに注目です。アメコミ調のグラフィックの前に立てば、誰だって写真を撮りたくなってしまうキャッチーさ。店内は新刊をメインにしつつ、85歳の米最高裁判所判事ルース・ギンズバーグの自伝的本や、フェミニストたちをイラストにしたトランプなど、ところどころに女子をエンパワーメントする書籍やグッズが差し込まれていて、それを見つけるがとても楽しい。

キッズコーナーのおもちゃ棚にしれっと入っているlittle FEMINISTトランプ
キッズコーナーのおもちゃ棚にしれっと入っているlittle FEMINISTトランプ
目抜き台のラインナップ
目抜き台のラインナップ

オーナーは作家のエマ・ストラウブとその夫。馴染みの独立系書店が閉店すると知った彼らは、「近所に書店がないなんて、生きる屍のようなもの」と危機感を抱き、自分たちで書店をオープンすることにしたそう。子どもたちもくつろげるようにと、奥にはキッズコーナーが広がります。小学生グループが寝転んだり、ソファに座ったり、思い思いの姿勢で夢中でページをめくる姿がとっても微笑ましい。

レジカウンターの様子
レジカウンターの様子

 もちろん今時の書店らしく、オリジナルグッズも充実! Tシャツからトート、ピンバッジにボールペンなど、ここでしか買えないキュートなアイテムが揃い、ブルックリン土産に最適です。アート系に偏るでもなく、小難しい専門書店でもなく、日常の延長にある書店として、こんなに可愛くて居心地のいい場所があるなんて、本当に羨ましい限り。ブルックリンへ行くなら、マストアドレスとしてぜひグーグルマップのお気に入りに入れておくことをおすすめします。

エディターKINUGASAプロフィール画像
エディターKINUGASA

顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。

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