冬の首元が寒い問題に、ファイナルアンサー

「寒いですね~」から始まるこの時期のあいさつ。何が寒いって、首なんですよね。丸首やVネックのアウターしか持っていないゆえ、どんなに着こんでも首元だけがきりきりと冷える。でも、マフラーやストールは苦手なんです。というのもマフラーって、私の力量ではどうも「こなれて」見えないというか、スタイリングが難しい気がしていて。ボリュームのあるチェック柄ストールに埋もれる系女性にもあこがれるのですが、アウターとの合わせが気になって手が出ないんです。しかたなく、この時期のニットはいつのまにかハイネックばかりになってしまっているけれど、ハイネックの首がちくちくする感じが、敏感肌には辛いときもある。もう、諦めよう。首は北風に打たれるもの……と思っていたときに、現れた救世主がこちらのネックウォーマーです。



困ったときに頼るお店、レショップにて。Alexandra Golovanoffというパリのカシミアブランドの「付けハイネック」です。カシミア100%のメランジニットは肌当たりなめらかで、うっとりとする温かさ。これを頭からすっぽりかぶって上からコートを羽織れば、その中にしまえますし、逆にトレンチコートなど薄手のアウターの上に出せばスタイリングのアクセントに。シャツの上に斜めにつけてアクセサリー感覚で使うのもよいんです。何よりこの絶妙なチャコールグレーが、アウターの色を選ばない。どんなものにもぴったりくる。そして発見しました。首元さえ温かければ、トップスは多少薄着でもそんなに問題ない!ということに。今までもこもこ着ぶくれしていたことを考えると、とても合理的。温かい室内に入ったら、マフラーのように取ってしまえばタートルネックのちくちく問題も回避。すばらしい。長い冬の首元あっため問題に答えが出ました!

エディターITAGAKIプロフィール画像
エディターITAGAKI

ファッション、ビューティ担当。音楽担当になったので耳を鍛えてます。好きなものは、色石、茄子、牧歌的な風景。

FEATURE